2015年6月9日
yogakko編集部
この特集では、1つのアサナを取り上げ、その特徴と、そのアサナへ向うまでのステップやプロップスを使用した例、そして、誘導や解説方法をご紹介します。
全3回で、軽減法やポイントまでご紹介していきます。
アームバランス、使う筋肉は腕だけ?
バカ・アーサナの完成形をご覧になっていただければわかるとおり、両腕だけで身体を支えているということは両足が浮いているということです。
両足を宙に引き上げておくために強く両腿を引き寄せておかなければいけません。
アームバランスにおいて両足を引き上げるための「腸腰筋の筋力」も非常に重要な要素の一つです。
アームバランスで、腸腰筋の筋力を鍛えてみる
この両足を引き寄せるのに必要なのが、前回の「エーカ・パーダ・ラジャ・カポタ・アーサナⅠ」でストレッチした”腸腰筋”の力です。
そういう意味でアームバランスは、腸腰筋の筋力を非常に鍛えやすい姿勢でもあるのです。
この足を引き上げる役割を果たす腸腰筋を鍛えることで、歩いていても疲れにくくなったり、階段の上り下りが非常に楽になるというおまけがついてきます。
よくある質問
バカ・アーサナを行う時に「膝頭は必ずわきの下にあてがわないといけないのですか?」という質問をよく受けます。膝頭をわきの下にあてがうことでこの腸腰筋をしっかりと使う意識がしっかりと養われるのです。
二の腕の上に脛を乗せればより容易に足は引きあがります。
しかし、ヨガのポーズの目的は単に足を引き上げることにあるわけではありません。
【足を引き上げることよりも、一つ一つのポーズを行う過程でどのように筋肉に意識を向け、コントロールしていくのか?】
の方がずっと重要であることも忘れないでおきたいものですね。
解説にご協力頂きましたのは、リラヨガ・インスティテュート、スタジオディレクターの乳井真介氏
素敵な文章と、分かりやすい解説を、ありがとうございました。
リラヨガ・インスティテュート
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