この特集では、1つのアサナを取り上げ、その特徴と、そのアサナへ向うまでのステップやプロップスを使用した例、そして、誘導や解説方法をご紹介します。
【特集 Ver.1】は、「エーカ・パーダ・ラジャ・カポタ・アーサナⅠ」
全3回で、軽減法やポイントまでご紹介していきます。
【第2回目】「完成までの準備ポーズ」
準備ポーズのポイント!
●事前に腸腰筋と肩関節のストレッチを十分に行っておく事!
●後ろ足の股関節は終始内旋を意識し続ける事!(股関節の外旋が強まると腰を痛める原因となります。)
アンジャネーヤ・アーサナ(三日月のポーズ)
腰の重みを利用し、後ろに引いた足の腸腰筋をストレッチすることができます。
後ろ足の甲を下ろし、親指の付け根の辺りにしっかりと重心を乗せます。後ろ足の腿の付け根は内旋を意識的に強めます(この股関節の内旋が腰への負荷を弱める働きをします。)
前足は親指の付け根を踏み込みます。吐く息と共に尾骨を落とし、恥骨をすくい上げ、吸う息と共に胸を引き上げ、三角筋の内側を後方に開きながら両腕を後方へ伸ばしていきます。
アンジャネーヤ・アーサナⅡ
腸腰筋を更にストレッチしながら、大腿四頭筋にも強いストレッチを加えることができます。
アンジャネーヤ・アーサナから後ろ足の脛をたて、腕で足の甲を引き寄せます。(慣れないうちは無理に腿の付け根まで引き寄せる必要はありません。)後ろ足の股関節はしっかりと内旋を強める意識を保ちます。
ウルドワ・ダヌール・アーサナ(上向きの弓のポーズ)
身体の前面を大きく解放するのに非常に効果的。
両足裏の親指の付け根と内かかとをしっかり押し出すことで、ひざが外に開き、腿が外旋するのを防ぎます。みぞおちを前方に押し出しながら両肩の内側(三角筋前部)を脛の方へ回旋させていきます(肩関節の外旋)。
その他、深い後屈の前に行うと非常に効果的なアサナ
背中側の筋を収縮させることで生じる相反性神経反射(神経の反射作用)によって身体の前部の筋を弛緩させる作用が強いアサナ、ハイランジ、ヴィーラバドラアーサナⅠ、ダヌール・アーサナ(弓のポーズ)等々が、お勧め。(もちろん、十分に身体を温めてから行いましょう。)
次回は、「完成までの、誘導」です。
解説にご協力頂きましたのは、リラヨガ・インスティテュート、スタジオディレクターの乳井真介氏
素敵な文章と、分かりやすい解説を、ありがとうございました。
リラヨガ・インスティテュート
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http://www.lilayoga.jp/
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