2015年6月14日
yogakko編集部
ある谷底に教会がありました。
そこにいる神父さんは、その教会に、
そして、その地域の為に、何十年と力をつくしていました。
ある時、数百年に一度という大洪水が、その教会がある地域にやってきました。
谷底には、どんどん水があふれてきます。
村人がその神父さんを助けにきて言いました。
「神父さん!!早く逃げましょう。今なら丘の上にいけば助かりますよ」
しかし、神父さんは
そういって、谷底の教会に残り、お祈りを続けました。
しかし、神父さんが祈っても、洪水の水は一向に引く気配がありません。
ついに、洪水の水は神父さんの足元まできました。
すると、ボートに乗った村人が神父さんを助けにきました。
「神父さん!危ないです!このボートに乗って逃げましょう!!」
と助けに来てくれました。
それでも、神父さんは
そういって、神父さんは屋根にあがり、お祈りを続けます。
いよいよ、水は教会の屋根の上まできました。
そこに村人がヘリコプターに乗り、縄ばしごを垂らしていいました。
「神父さん!!死んでしまうから、はしごにつかまってください!本当に助けたいんです」
しかし、神父さんは
と言って、助けを断ります。
その後、神父さんは亡くなりました。
何十年も神様にお祈りしていた神父さんは、天国の入り口で神様に質問しました。
すると神様は答えました。
ここから、何を学ぶか、何を感じるかは、あなた次第。