2016年7月28日
柏原ゆうた@いつヨガ
失敗しちゃったなー、と落ち込むことあると思う。誰にでも大きな失敗で気持ちがやられるときがあります。
頻繁にヨガをしているヨガの指導者であっても、失敗するし落ち込むのが普通です。
それが人間ですから。でも、必要以上に苦しむことがないように、こんな考え方はどうでしょう。
どんな失敗をしたとしても、あなたはそのときに十分努力して解決しようとしたはずです。いっけん、なにもしようとしなかったとしても、その時のあなたが取れる最善の行為を尽くしたのだから。
ヨガではこれをイーシュヴァラ・プラニダーナ(至高の存在に身を委ねる)といいます。「その時の自分はもっとやれた!努力不足だ!」ではなく「その時の自分はあれで最善だったのだ」という捉え方です。
けして責めないでください。あなたは人生の中でベストを尽くしていない瞬間などないのです。だれもが常に全力だし、最善を尽くしている。生きてるだけで十分に、がんばっている。
今のあたなからすれば、失敗に対してどうこういうことができます。それは失敗した自分から見ればあなたは未来人だし、結果を知っています。
そんな状態からあれこれいうのはフェアじゃありません。失敗した時の自分はなにも知らず、先の予測ができなかったんです。判断材料がないのですよ。
失敗を終えて学ぶことができた自分が失敗に対して文句や後悔をし続けるのはアンフェアなこと。どうか自分を責めないでください。十分に努力して解決しようとしていたんです。
許すことは美しく、自分が大きくなれる行為だ。許すことで器が大きくなります。失敗を多く受け止めることができるようになってくれば、どっしりと腰を据えて生きていけるのではないでしょうか。
誰しも失敗し、迷惑をかけていきます。迷惑をかけないようにどれだけ注意しても、迷惑をかけてしまうのが人間というものです。
インドの教えにもあるように「あなたも誰かに迷惑をかけて生きているのだから、誰かが迷惑をかけても許してあげなさい」というものを思い起こさせてくれます。
失敗しない人間はいません。まず、自分の失敗を許しましょう。「あのときはああだったけど、そのとき最善を尽くしていたんだね」と認めます。
そうしていくうちに、親のことや友達のこと、パートナーとの間に生まれた人間関係のひずみを許すことにもつながいってきます。
失敗に対するアドバイスや注意をすることはあっても、その場で許すようにしていくと心身の健康に大きな影響を与えます。
あらゆることを許せるようになったら、最強。
それではまた、柏原ゆうたでした。