2016年10月13日
伊藤香奈
「人生は、良いことと悪いことが、同じ分でやってくるんだよ。」
と、友人が言っていましたが、誰だって良いことが1%でも多いことを願っているものです。
当たり前のことのように、世間でもよく言われていますが、”悪いこと”は、自分の捉え方次第。
確かにそうだと思いますが、そうも考えられないのが、人間ですよね。
悪いことを、「ピンチはチャンス」と考え方を変えて捉えていくのも1つですが、
今日ご紹介したいのは、落ち込んだことを受け入れながらも、仲良くなっていくための、簡単3ステップです。
人の見た目、身体、骨格が1人1人違うように、心の在り方、形も人それぞれ。
心が凹んだ時の乗り越え方も、人それぞれ、合う方法や好みがあるはずです。
あなたのおすすめの、人生のピンチの乗り越えかたは、どうでしょうか?
1.時間をみる
今までの同じような嫌なことは、必ずあったと思います。
上司に怒られた
大好きな彼に振られた
大切なものをなくしてしまった
そのことは、今、心の中にまだ残っていますか?
嫌な感情が、まだうずまいていますか?
たぶん、もう忘れている過去のことも、たくさんあると思います。
そして、「今起こっている嫌なことも、いずれ過去になる」ということに気付いているか、が時間をみる、ということです。
意外に、次の日の朝には忘れていたこと、ありますよね。
友達と飲み言ったら、どうでもよくなったこと、あると思います。
好きな人に振られた1か月後には、合コンにいっていた、なんて立ち直りの早さをみせていたかもしれません。
過去に経験してきた、同じようなことを、自分がどう乗り越えたかな?
どのくらいの時間がかかって立ち直ったかな?
ということを振り返ってみるのはいかがでしょうか?
(この時点で、今の悩みがすでに小さく思えるかもしれません!)
2. 何が嫌だったか、ちょっと考えてみる
例えば、誰かから怒られた時。
自分の中の感情が、相手に向かっていますが、いったん矢印を自分に向けてみるのはどうでしょうか。
そして、何が嫌だったのか、不快だったのか、観察してみませんか?
ープライドを傷つけられたことが許せない
ー努力を認めてもらえいないことが嫌だ
ー言いたいことはわかるけど、相手の言葉遣いが気にくわない
意外に、相手は大したことをいっていないのに、自分が過剰に反応している、
または過去のトラウマや経験からいつも同じような感情を持ってしまう、ということもあるかもしれません。
実は、ちっちゃい自分が高いプライドを捨てられない!(自分って格好悪いな~!汗)なんて反省点が見つかるかもしれませんよ。
そして、自分と会話してみるのはどうでしょうか?
例えば、浮気された時。
ー自分は好きなのに、同じくらい好きと思ってくれていないことが悲しい
(そもそも、同じくらい好きになってほしいということが難しくないか?!私は相手のことを、同じくらい好きだったのかな?)
ー信頼していたのに、裏切られた
(そもそも、家族でも親友でも、100%信頼できるもの?失敗も裏切りも、人生の中で100%起こらないもので、自分も侵さないもの?)
失恋した時。
ー自分の想いが届かなかった
(今まで、一度も誰かをふったことはない? いつも友達や家族、誰かの気持ちに100%応えるってできないような。。?!)
ー今まで優しい言葉をかけてきてくれたのに、なんだったの!!
(その優しさも含めて、好きだったんだよね。それが良さだったよね。)
ここまで自分と対話できたら、すでにネガティブな感情は、心の中から消えているかもしれません。
3. 1でみた時間を考えて、その期間をどう過ごすか考える
今まで乗り越えてきた数々の試練、苦難、苦痛、etc…
元気になった、と言えるまで、どのくらにの時間がかかっていたでしょうか?
そして、わかっちゃいるけど、やっぱり凹むよね。という時間を過ごすのも、大切な人生のひとときだと思います。
その過ごし方を、少し考えてみませんか?
なんだかんだ、いつも次の日には忘れてたかも
⇒ 美味しいものを食べたり、エステに行ったり。今日1日をステキにすごして、明日を迎えませんか?
3ヶ月くらい引きずっていたかも
⇒ 友達との飲み会や、ちょっとさきの旅行を計画して、3か月間をどう過ごすか、未来のことを考えてみませんか?
全然ダメ!半年は立ち直れない。。
⇒ クリスマス、夏休み、GW等、半年先までみたら、何かしらのイベントがありますよね。今日明日のことではなく、半年後の妄想を楽しみませんか?
または、ダイエット、マッサージなど、結果が出るのに時間がかかることにトライするしてみると、半年後が逆に楽しみになるかもしれません。
さて、あなたにぴったりの、ネガティブな感情と仲良くする方法は、どんなですか?
悩んだり、ネガティブな感情が湧いてくると、ついつい友人に相談して、どうにかしたい!と思いがちですが、いつも答えは、あなたの心の中にあるのではないでしょうか。