2020年12月27日
saya
時間がある朝の私のルーティーン、
その中にターダアサナで過ごす時間というのをいれています。
瞼を閉じ、まっすぐに立つ、
ただそれを楽しむという時間。
その日のコンディション、気持ちを落ち着かせる、そういったこともふまえてのその時間ですが、
その中で生まれる、揺れ。
それに目を向ける時間でもあります。
⚪︎バランス
ヨガのクラス中など、
慣れないポーズをしてみた時に、バランスを崩してしまう。
やっぱり慣れないポーズ、初めてやってみるポーズを取った時、バランスはやっぱり難しい。
うまくいかなくて、意地になってしまったり。
そして、瞼を閉じたときに起こる揺れに少し不安に感じてしまったり。
そのバランスの揺れ、それをどう自分の中で考えてみるか。
それだけでも、その不安や意地の気持ちが変わってくるものです。
⚪︎一歩進んでいるということ
そういったポーズを取ってみる、今まであまりやってこなかったことをチャレンジしてみる。
まずそこの身を置いていることがすごいことなのです。
その中でやってみたこと、チャレンジしてみること、
その時点で確実に一歩、進んでいます。
そういった日々の積み重ね、
それが未来の自分へとつながっていくのです。
だからまずは、チャレンジしてみた自分を褒めてあげましょう。
⚪︎波と揺れ
ヨガで意識する呼吸。
少しずつ、外に向いていた意識を自分の方へと引き寄せてきて、だんだんと自分の呼吸の音が聞こえるようになってくる。
その呼吸もだんだんと落ち着いてきて、体をめぐっては外へと流れていく。
そんな呼吸の波。
ヨガをする中で、「呼吸を楽しむ」そんな時間があると思います。
その寄せては返す呼吸の波。
穏やかだけど力強かったりする、そんな海の波のような呼吸。
それと、”揺れ”も同じもの。
バランスも寄せては返すもの。
大きく揺れたり、小さく揺れたり、そこにとどまることができたり。
ヨガで呼吸を楽しむのと同じように、その揺れの波も楽しんでみる。
バランスで揺れる自分の身体、
そう考えてみるのはどうでしょうか。
⚪︎繰り返してみる
初めは楽しむのは難しいかもしれませんが、
その波の中に身を置くことで、大きい揺れ、穏やかな揺れそれを感じることができると思います。
その中で少し楽な場所、静かな場所などを見つけられたり。
それを楽しんでいるうちに、体にも少しずつ筋力がついてきて、
ある日突然、凪のような瞬間が訪れたりする。
海の波が同じ動きを見せない、毎回違う波を生み出すのと同じように、
身体、呼吸、そしてバランスの波もその時々で変わってきます。
その、感覚に意識を向けてみる。
自分の中の波をイメージしてみる。
それだけでも、揺れを心地よく感じる糸口へとつながっていきます。
初めは、ターダアサナで立ってみる、そしてそっと瞼を閉じてみる。
これだけでいいと思います。
揺れの感覚を感じてみるということ、
その時間を心地の良いものへと導いていくこと。
皆様のヨガの時間、
より楽しんですごせますように。