ヨガ情報ニュースサイト・ヨガッコは、ヨガ・ピラティスの学校

thankyou _3

2020年7月13日

Azusa

少しずつ、できるところから「ありがとう」を思う

雨の多いお天気が続いていますが、皆さんいかがお過ごしでしょうか?
不快な気候に、つい些末なことに苛立ちを覚えたり、
思わずその苛立ちを他人にむけてしまったりしてはいませんか?
余裕がない時ほど、人はそうなりやすいものです。
ですが、その負の感情や怒りのままに過ごしていると
徐々にその感情に蝕まれ、次第に心身のバランスを崩してしまいます。
そうならないようにするには、どう過ごしたら良いのか
ヨガの教えとともに、お話していきたいと思います。

 

<やった方がいいよの教え 「サントーシャ」>

おすすめしたい教えは「サントーシャ」
お聞きになったことある方も多いかと思います。
サントーシャとは、瞑想を深めるための8ステップ「八支則」の中の2ステップ目
「ニヤマ」の中の一つです。
ニヤマは「歓戒」
「生活する中でやった方がいいよ」とおすすめされていることです。
(ちなみに禁戒もあります。それはまた別の機会に)
いろいろな解釈がありますが、「知足」と訳されることが多いでしょう。
私たちは何一つかけているところのない満ち足りた存在であり、必要なことはすでに持っていて
「なにも持っていない!」 と嘆いたり、「もっと欲しい!」 と補おうとしたりする必要はなく、
自分が与えられた全てに感謝をし、大切にしていきましょうという教えです。

 

<負の感情を持つことは悪いこと?>

そうは言っても、人とは不安や不満を抱くものです。
病気の時、忙しい時、悲しい出来事があった時などなど
辛い時は特にそうなりやすいです。
負の感情を持つこと
それは人であれば誰しもがあることで、持って当たり前でのことです。
なので、どうか自分自身にガッカリしないでください。
大切なのはそれらに支配されないことです。
よりよくなるためのチャンスだ!と思って思い切って感謝してみましょう。
「感謝なんて とてもできない!」 そう思う時も、あるかもしれません。
それならそれでいいのです。
「できない」と思う自分をそのままを受け取って
今のあなたの「できる範囲」で「できる感謝をする」努力をしてみてください。
きっと、あなたを負の感情から救い出しくれるはずです。

 

<サントーシャをしやすくする準備をしましょう>

クラスの中でも必ずと言っていいほど登場するシャバアサナ。
このポーズで多くのことを手放し、リセットをします。
大地へと体をお返しするように、体を横たえるとこで
私たちは常に大地に支えられていることに気づき、大地に感謝する時間になります。
ガス抜きのポーズやチャイルドポーズもおすすめです。
体を小さく丸めることで、自分がすでにたくさんの熱やエネルギーを持っていることを感じ
それを大切に温めることができます。

 

<あなたは何にサントーシャしますか?>

いきなり 「全てに感謝しましょう!」 と言われても、それはとても難しいです。
まずは一つ! なんでもいいので一つ感謝してみましょう。
このコラムを読んで、真っ先に何が思い浮かんだでしょうか?
まずはそれを感謝してみましょう。
始まりはそこからです。
不思議と、感謝の気持ちは伝染します。
あなたが一つ、何かを感謝すると、周りの人たちにもその心は広がり、多くの人たちが
また、別の感謝をします。
そして巡り巡ってまた、その感謝の心はあなたへと帰ってきます。
とても素敵なことです。

 

「サントーシャ」の教え いかがでしたでしょうか?
教えとは、日常を過ごしやすく、人生を豊かにもしてくれる
先人からのメッセージでもあります。
少しすつ、できるところから「ありがとう」と思ってみてください。

サントーシャで、皆さんの日常がより感謝に溢れたものになりますように。
お祈りしております。

The following two tabs change content below.
Azusa

Azusa

ヨガをはじめようと思ったきっかけは出産後のダイエットでした。 痩せたい!その一心ではじめたヨガでしたが、ヨガの世界の考え方、生き方に影響を受け、より幸せに より自分らしく生きることができるようになりました。 この幸せをたくさんの方とシェアしたいと思い、キッズヨガ・マタニティヨガ・ロコモヨガなど、ヨガを広める活動を中心に行っています。
Azusa

最新記事 by Azusa (全て見る)

Page Top