2021年8月16日
Azusa
○人とつながり方について
なかなか人と会って話すことが難しい今日この頃
皆さん いかがお過ごしでしょうか?
私も仕事以外で出かけたり、人と会ったりすることは
極力避けて暮らしています。
正直、ちょっと寂しいです。
けれど、今は人に直接合わなくても、人とのつながりをもてる時代
遠くにいる友人や家族、全く知らない共通の何かがある人とも
ネットを通じ、知り合えたりお話ししたりできます。
とっても便利でいいですね!
ですが、ある種の危険や闇を抱える世界でもあります。
「直接会わないから」 「直に言わないから」とヘイトを吐く人
それに対してヘイトで返す人
悲しいですが、そういう人も世の中にはいます。
意図しなくとも、相手を傷つけてしまったり
逆に傷ついてしまったりすることも。
言葉や思いは救いにも、そして刃にもなりうるのです。
今日は相手に思いを優しく届ける方法についてのお話しです。
○多くの言葉や行いはいらない
ヨガの教えに「正直であること(サティア)」があります。
これを実践している人は、言葉数が少なくなるそうです。
相手をおもんばかりに、言葉や行動が多くなり、つい余計なことをしてしまう
そんなことってありませんか?
正直に真正面から相手を思うと、必然的に言葉や行動は厳選されてくると思います。
今、発しようとする言葉や行動は、本当に相手を思ってのことか、
一度立ち止まり考えてみましょう。
○相手の心を想像する
人の日常は目まぐるしく変わります。
心の中も同じこと
常にいろんな感情が渦巻いています。
それを全て汲み取ることは、おそらく不可能でしょう。
けれど、理解しようとする努力はした方がいいと思います。
「きっとこうなんじゃないかな」と想像をしてみる
そうすることで、少し自分と相手の中に「余白」が生まれます。
その余白は相手を思い、その揺れ動く心を受け取るあそびとなります。
○その手に愛を持つ
私がヨガのライアンスをとるために勉強していた時のことです。
ハンドアジャストメントを学びました。
どこをどう動かせばいいのか 意識するのはどこか
触れながら相手を導いていく方法のことです。
その時、先生に言われた言葉で今でもよく覚えている言葉が一つ
「その手に愛はあるのか」
手のひらに常に愛を持って触れなさい
愛がなければ何も伝わないよ
この考え方はクラスの中だけでなく、日常の中、メールでも電話など様々な場面で
も同じだと思います。
できるだけ、相手に愛を持って触れるかのように、思いも優しく
届けられたらなと思います。
○伝わるタイミング
どんなに手を尽くしても、相手に思いが届かない時があります。
そんな時ってすごく悲しくなりますね。
そんな時、私は「受け取ってもらえるタイミングではなかったのだな」
と思うようにしています。
この世界は大きな流れがあり、その流れの中に私たちは生きています。
今は届く時ではなかったとしても、巡り巡って相手にとって必要な時に、
あなたの思いは相手の心に届きます。
そう願って、悲しみの心は閉じておきましょう。
○思いは風船のように渡す
「愛を持って触れる」とさきほど言いましたが、
具体的に愛を持つとはどういうことでしょうか?
私の中では「風船を相手に渡す」イメージ
硬いボールではなく風船です。
「私はこう思います あなたに渡しますよ」と。
人ですから万事、全てがそうできるとは思いません。
けれど、世界中の何人かが
このコラムを読んでくださっているあなたが
どなたかに思いを風船のように渡してくださったらいいな
と願っております。
私の思いの風船をあなたへ
どうぞ
私はあなたに渡しましたよ。