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breath_posture

2022年7月28日

みち

呼吸と姿勢

前回のコラム『呼吸のちから』では

良い呼吸について、良い呼吸の効果などをお伝えいたしました。

その効果のひとつに、「姿勢が良くなる」ということがありました。

今回はその姿勢と呼吸の関係について

より深くイメージできるようご紹介します。

 

一日に約3万回も行っている呼吸。

もし、悪い姿勢で呼吸していたら

ちゃんと吸ったり吐いたりできているでしょうか?

たぶん、もったいない呼吸になってしまう。

良い呼吸を行うには、良い姿勢が必要です。

また、良い姿勢にするために、良い呼吸が必要です。

一見、関係ないように思える呼吸と姿勢、

実は親密な関係にあります。

 

なぜかというと、

どちらも筋肉がとても重要だからです。

私たちは24時間、呼吸をしていて、

無意識に行っている呼吸も

たくさんの筋肉が収縮したり、緩んだりを

繰り返すことによって支えられています。

 

通常、呼吸では、

吸った時、横隔膜という筋肉が収縮することで胴体の中で、下へ降りていき、

吐くときに戻っていきます。

前回ご紹介した深く長い呼吸、腹式呼吸では、この動きがさらに大きくなります。

横隔膜が下へ降りていくとき、内臓に刺激が入りますが

胴体の底である、骨盤底筋でしっかり内臓を支えます。

 

胴体の中でスムーズに横隔膜が動くようにするためには、

体幹を支える筋肉たちを使って、良い姿勢を保つことが必要です。

イメージできますか?

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姿勢を保つ筋肉、体幹の筋肉はとても大事。

たくさんの筋肉が体幹を支えています。

その中でも腹横筋と脊柱起立筋という

インナーマッスルをバランス良く使えば

良い姿勢を維持しやすくなります。

このふたつの筋肉は、

呼吸の時も大きな役割をしています。

 

腹横筋は腹筋です。

背骨まわりのコルセットのようなイメージです。

息を吐き切るためにしっかりと使ってあげたい。

 

脊柱起立筋は、名前のとおり、背骨をしっかり立たせてくれます。

背骨が立つことで、胸が開きやすくなり、

吸う息をたっぷり入れらます。

 

イメージしやすい4つの筋肉をご紹介しましたが

その他にもたくさんの筋肉たちが、呼吸と姿勢を支えています。

 

呼吸と姿勢、筋肉のこと、

なんとなくでも、知っていくことが

健やかな身体につながります。

一回、一回の呼吸で

そこまで意識がいかないとしても大丈夫です。

ふと、思いだして意識をむけてみてください。

無意識な時も、自然に良い状態に近づいている

ご自身に出会えますように。

 

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みち
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