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svadhyaya

2020年8月3日

Azusa

自分の中を冒険しよう!「スワーディーヤ」の教え

私の子どもの頃のお話しをします。

子どもの頃、私は地図を眺めたり辞書を引いたりすることが好きでした。
行ったことのない土地を地図で眺めては、そこに住む人達の生活を想像したり
本や新聞で目のした単語を辞書で引いてみては
その意味や成り立ちなどを調べたりしたものです。
調べるたびに今までとは違った世界を知ったようで夢中になりました。

知ること 学ぶこと
大人になるとだんだんと新しいことに出会う機会は減ってはしまいますが、
それらはいつでも私たちの人生の「スパイス」となります。

今回は「学び続けること スワーディーヤ」のお話しです。

 

・スワーディーヤ 学び続けましょうね

スワーディーヤは歓戒。
「生活の中で積極的にやった方がいいよ」とおすすめされていることです。
学ぶこと・知ることを継続して行い、自分を常に成長させていきましょうね
という教えです。
スヴァは「自分 自己」 アディーヤは「教育 学習」
つまりスワディーヤは「自己探求」を指します。

大昔は修行の一環として聖典やマントラを学んでスワーディーヤを
実践していたそうですが
現代ではどうでしょう。
どんなことでも良いのです。
人と会ってお話しをする 本を読む 旅にでて知らない土地を訪ねる・・・
何も学校へ通ったり、資格を取ったりすることだけが学びではありません。
自分次第で如何ようにも学ぶことはできるのです。

そして、大切なのは知識や学んだことに対して、素直に反応し吸収できる「スポンジ」のような心と体を持っていること。

 

・まっさらな心と体を作りましょう

ヨガをやられている方ならお分かりかと思います。
ヨガはただ、体を鍛錬するだけのものではないですね。
いかに今の自分に素直に、そしてシンプルになれるかが重要です。
たくさんのことを思い感じながら、今の自分を受け入れて、
その一方では、いろんなことを手放して
そして最後のシャバアサナでは、ゆったりと大地に身を委ねられるほどに
自分をシンプルな状態へと持っていきます。

 

・学ぶこともまた、同じ。

まっさらな心と頭に新たな知識を受け入れ
それが自分にとってどんなものなのかを思い巡らせます。
そうやって一つ、また一つと積み重ねたものがさらに新たな自分へと
成長させてくれることでしょう。

 

・知識は自分を救う

ヨガの教えでは自我意識・執着・嫌悪・生命欲といった
人々が持つであろう苦しみの原因は「無知」にあると言われています。
知らないが故に、人は不安を抱いたり傷ついたりして苦しむことになるわけです。
もしも、あなたが何かに苦しんでいたとしたら
学ぶことでそこからあなたを救い出してくれるかもしれません。

 

・いつでも いつからでも あなたは成長できる

「もうこんな歳だから」「忙しいから」「そんなことやったことないから」
とかく人は自分にブレーキをかけて成長を止めてしまいがちです。
それはとってももったいないです!

確かに、肉体はいずれ衰えてゆきます。
ですが、心はいつまでも成長し続けられます!
自分の可能性を信じて、一歩進んでみましょう!

 

・自分という大海原を泳ぐ

先程、「自己探求」という言葉を使いました。
学ぶということは知らないことを知ろうとして外の世界を求めるようで、
実は自分の内側を覗いているようでもあります。
学ぶことによって『私ってこんなところがあるんだ』と
新たな自分に気づき、インスペレーションを得るきっかけとなります。

己を知ることは大海原を泳ぐようで、途方もない冒険のようでもあります。
「冒険」と聞いて怖くなる人もいるかもしれません。
しかし、怯える必要はありません。
なぜならば、冒険する先は「あなた自身」なのですから。

「自分」という名の大海を泳いでみてはいかがでしょうか?
きっともっと素敵なあなたに出会えると思いますよ。

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Azusa

ヨガをはじめようと思ったきっかけは出産後のダイエットでした。 痩せたい!その一心ではじめたヨガでしたが、ヨガの世界の考え方、生き方に影響を受け、より幸せに より自分らしく生きることができるようになりました。 この幸せをたくさんの方とシェアしたいと思い、キッズヨガ・マタニティヨガ・ロコモヨガなど、ヨガを広める活動を中心に行っています。
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