寒さと乾燥を、肌で感じるようになってきましたね。
ことしも風邪の流行る季節がやってきました。
さて、風邪のひきはじめに飲む薬、といえば
なんとなく、葛根湯…? そんなイメージがあるかたも多いのではないでしょうか。
でも実は、風邪(症状)の種類によって、効果的なお薬は違ってくるんです…!
きょうは、備えておきたい漢方薬&漢方食材 を症状別にご紹介してみようと思います。
パターン1:ちょっと寒気がするな…
葛根湯(かっこんとう)
寒気がしたら、すぐに飲みたい葛根湯。
『葛根』をベースに数種類の生薬が入っています。
からだを温め、風邪症状を追い出して(発散して)くれる効果が期待でき、お湯で飲むと、より一層ポカポカと温まります。
筋肉をゆるめてくれる作用もあるため、風邪の時だけでなく、肩こりなんかにも使ったりします。
くず湯
『葛根』は植物のクズの根。
わが家では、なんだか冷えるな〜ってときには、くず湯を一杯!
麻黄湯(まおうとう)
葛根湯にも入っている『麻黄』という生薬がベースです。
発汗作用が強く、節々が痛かったり、汗がでなかったりといった症状のあるときに。
体力を消耗しやすいので、虚弱体質のかたは注意!
ちなみに…夫はこちらの
麻黄湯 派、わたしは
葛根湯 派です。
体質に合うお薬を見つけておくのもよいですよね◎
パターン2:熱っぽい、のどの痛みがある…
銀鏡散(ぎんきょうさん)
のどの痛みから始まる風邪のひきはじめにはこれ!
熱をとってくれるお薬なので、ぞくぞくっとするタイプの風邪にはNG。
板藍根茶(ばんらんこん茶)
抗菌・抗ウイルス効果のある『板藍根』(生薬抗生物質とも呼ばれるとか、、)
お茶はほんのり香ばしい、とうもろこし茶に近い味わいです。
このお茶でうがいをすると、風邪やインフルエンザの予防にも効果があるともいわれています…!
ばんらんこん飴
『板藍根』のエキスが配合された飴も市販されていて
わが家では、ちょっと喉が怪しいな~なんてときに、食べるようにしています。
こどもにはいちご味が好評!ちょっとガラガラ声かな?と思ったら、食べてもらっています。
いかがでしたでしょうか?
風邪をひいたかな?そう思ったときには、ぜひからだの症状にも注目して、対策をとってみてくださいね。
漢方薬や
漢方食材を常備しておいて、怪しいな…と感じた時にはケアしてみる。
そんなこともできるかもしれません。

ご紹介した漢方薬・漢方食材たち
さあ、いつもの生活に漢方をちょっと足して、ご機嫌な毎日を過ごしましょう♪
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~漢方や子育てに関するコラムを書いています~
会社員としての日常や、産前産後、からだも心もヨガに助けられた経験からインストラクターになりました
また、からだの中にとりいれるものを考えてみたい!と漢方についても学んでいます
からだも心もほぐれていくような「自分とむきあえる」クラスを目指しています♡
漢方スタイリストの知識を活かした、ヨガ×漢方のクラスをお届けします