だいぶ冷えるようになってきましたね。じつは、暦の上ではもう冬。
夏場にくらべると、新陳代謝が落ちたり、活動量が減ったり…
ひとは動物のように冬眠はしませんが、からだの中のめぐりは停滞しがちで、水分の代謝をつかさどるといわれる「腎」に負担がかかりやすい季節です。
そして、この「腎」をケアすることが、冬を元気に乗り切るための秘訣。
寒さが本番を迎える前に、「腎」をいたわるポイントをチェックしちゃいましょう♪
「腎」は腎臓とちがう?
「腎」は
腎臓とは、少し違います。
腎臓は、血液をろ過して老廃物を排出したり、水の代謝を調整する働きがありますが
「腎」はそうした代謝にかかわる働き以外に、
精(生命エネルギー)を宿すという、たいせつな役目があるのです。
「腎」に負担がかかると、なにがおきる?
「腎」に負担をかけたままでいると、こんな不調が現れます。
耳鳴り・難聴 / 腰痛・膝の痛み / 髪のトラブル(抜け毛)
骨や歯がもろくなる / 尿のトラブル / むくみ / 老化
どうでしょう?思い当たるものはありますか?
ぎっくり腰や、坐骨神経痛なんかも、冬に多い症状です。
では、これからの季節に負担のかかりやすい
「腎」を助けてくれる食材には、どんなものがあるのでしょうか。
「腎」をいたわる食材
(1)黒い食べもの
黒い食べものは
「腎」のエネルギーを補ってくれます。
黒豆、小豆、黒米、黒ゴマ、キクラゲ。コンブ、ヒジキ、ワカメなどの海藻類。
小豆や黒豆の利尿作用は、腎臓の負担を減らしてくれます。
黒豆の皮にはポリフェノールも多く含まれるため、アンチエイジングにも◎
(2)ネバネバする食べもの
やまいも、さといも、レンコンのようなネバネバ系の食べものも
「腎」のエネルギーを補ってくれます。
やまいもは、食べものを消化・吸収する役目のある
「脾」を強化してくれるのですが
「脾」は食べもののエネルギーを
「腎」へと送り、補助してくれるところ。とくにおすすめの食材です!
(3)木の実・ナッツ類
今の季節の 木の実・ナッツ類には、春~秋のエネルギーがたっぷり含まれています!
くるみ・カシューナッツ・アーモンド・クコの実・レーズン
おつまみにはもちろん、おやつ代わりにも◎
どうでしょうか、すぐにとり入れられそうな食材はありましたか?
冬のあいだにしっかり
「腎」をいたわって、元気な春を迎えたいですね。
さあ、いつもの生活に漢方をちょっと足して、ご機嫌な毎日を過ごしましょう♪
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~漢方や子育てに関するコラムを書いています~
会社員としての日常や、産前産後、からだも心もヨガに助けられた経験からインストラクターになりました
また、からだの中にとりいれるものを考えてみたい!と漢方についても学んでいます
からだも心もほぐれていくような「自分とむきあえる」クラスを目指しています♡
漢方スタイリストの知識を活かした、ヨガ×漢方のクラスをお届けします