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2019年12月26日

tomo

ぷち漢方ライフ~便秘のいろいろ

空気が乾燥し、からだの水分がうばわれやすい冬。
夏とくらべ、のどの渇きにも気がつきにくく、水分摂取量も減りがち。
そのため、じつは脱水症状にも注意が必要です。
ふだんのお通じはスムーズでも、この季節、腸の水分不足による便秘に悩まされることも、、、

 

さて、そんな便秘にもいくつか種類があるよ~(そして、原因が違えばもちろん対策も違うよ~)というのが、きょうのお話。

 

それではさっそく、漢方の視点から、便秘のタイプを見ていきましょう◎

 

乾燥による便秘

腸内の潤いが不足し、便が乾燥して(コロコロ便)出にくくなる。
手足のほてりや髪のパサつきが気になったり、寝汗をかきやすいといった症状も。
病後や産後、高齢のかたにみられやすいタイプです。

→ 腸を潤しましょう!
からだを潤してくれる<松の実・クコの実・はちみつ>などがおススメです♪

 

熱よる便秘

暴飲暴食などで熱をもったからだを冷まそうと、腸で多くの水分を吸収した結果、便が固くなる。
硬くてにおいの強い便が特徴。赤ら顔、のぼせやすい、尿の色が濃い、冷たいものが好き、など。

→ 辛い物、味の濃いもの、お酒はひかえめに!
<バナナ>を食べると腸の熱をとってくれます◎

 

エネルギー不足による便秘

エネルギーが足りずに便を押し出せない。
過労、病後、産後にみられることが多い。疲れやすく、排便に時間がかかる。

→ 腸の元気を養いましょう!
朝食に<イモ類・豆類>をとるのがおススメです♪

 

エネルギーの滞りによる便秘

緊張やストレスで腸がスムーズに動かない。
ガスやげっぷが出やすい、おなかが張る、イライラしがち。下痢と便秘を繰り返すことも。

→ 気の巡りを意識しましょう!
<セロリ・春菊・シソ>などの香味野菜は気の巡りを助けます◎
アロマバスでリラックスしながらおなかをほぐすのもいいですね。もちろんヨガも!!

 

冷えによる便秘

寒さで腸の動きが鈍り、うまく動きません。
便はにおわず、冷えによる腹痛がみられます。栓のように固い便から軟便の傾向。

→ おなかを温めましょう!
<シナモン・ショウガ>はおなかを温めてくれます♪

 

いかがでしたか?
もちろん、複数のタイプに当てはまったり季節によって症状が異なる方もいるかもしれませんね。
おなじ便秘でも、タイプがちがうと自分でできるケアの方法も違いそう!

全身のエネルギーが集まる場所でもあるおなか。
その調子を整えていくことで、ごきげんな毎日を過ごしましょう♪

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tomo
~漢方や子育てに関するコラムを書いています~ 会社員としての日常や、産前産後、からだも心もヨガに助けられた経験からインストラクターになりました また、からだの中にとりいれるものを考えてみたい!と漢方についても学んでいます からだも心もほぐれていくような「自分とむきあえる」クラスを目指しています♡ 漢方スタイリストの知識を活かした、ヨガ×漢方のクラスをお届けします

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