2021年6月19日
tomo
生理痛。
そう、なにを隠そう、毎回の生理のたび、数日間は鎮痛剤を服用して乗り切っていたわたし。
それが、薬なしで過ごせることも増えてきました。
そんな変化がうれしい最近です。
生理痛ってどうしておこるの?どんなことに気をつけて生活すればいい?
きょうは、そんな生理痛のお話。
生理痛はなぜおきる?
漢方の考え方では、痛み=瘀血(おけつ)によるもの とされています。
からだの中で血のめぐりが滞り、一か所にとどまることによって痛みが生じる、と。
生理は子宮内の血液を外に出すものですから
その際の血めぐりがスムーズにいかないことで、痛みが生じる、というわけですね。
では、からだの血めぐりをサポートするため、できることは何でしょうか。
骨盤まわりをあたためよう!ゆるめよう!
子宮をはじめお腹のなかの内臓たちは、骨盤に守られ、支えられています。
生理前になると、この骨盤まわりの筋肉に、張りを感じる方も多いのではないでしょうか。
腰痛に悩まされる、という方もいるかもしれません。
筋肉が張り、固まると、もちろん骨盤もあまり動かなくなる。
そして骨盤が動かなくなると、そのなかにある内臓も冷え、かたくなりがち。
その結果、滞る血流。
だるさを感じる生理前ですが、あえて骨盤まわりをしっかり動かしてあげることで
筋肉がゆるみ&骨盤のなかの臓器もあたたまります!
あたたかく、ゆるんだからだの方が、血のめぐりが良くなる。
うん、イメージしやすいですね。
ヨガをおこなう際にも、骨盤まわり(=おしりのまわり)の筋肉の動きを意識してあげましょう。
湯船につかって、腰まわりをあたためるのも効果的です。
血をめぐらせる(理血)作用のある食べ物とは?
血のめぐりを促してくれる食材も、ぜひ積極的にとりたいものです。
ウコン、山査子、マイマイカ、酢、ローズ
そのなかでも、わたしが最近気に入っているのは山査子(さんざし)スティック。
甘酸っぱくて美味しい♪しっとりしているので小腹も満たされ、クセになるお味です。
生理痛だけではなく、冷え性にも効果的なので、これからの季節にもうれしいですよね。
※妊婦さんは控えましょう(食品ではありますが、その影響は、まだわかっていない部分が多いとのこと)
あたらしい血を作ることも必要です!
血が足りないことで、体内をうまくめぐらずに、滞ってしまう、、ということも。
あたらしい血をしっかりと作ってあげることで、めぐりをサポート!
しいたけ、ひじき、黒豆、クコの実、ナツメ、山査子、龍眼、松の実、くるみ
黒色や赤色の食材・ドライフルーツやナッツ類は、血をつくってくれているといわれます。
これまた最近のお気に入りは、龍眼(りゅうがん)。
殻付き(左)はそのまま食べちゃいます。
種を取りのぞいたもの(右)はお茶にするのも◎
安神(精神安定)の効果や下痢を抑えてくれる作用もあります。
なんだか眠りが浅いな~なんてときや、おなかの調子がイマイチなんてときにもおすすめです。
生理以外の時期の過ごし方もたいせつに
東洋医学の考え方で “いまのからだは、ひとつ前の季節の過ごし方によって決まる” というものがあります。
不調のでやすい季節のひとつ前の季節の過ごし方を見直そう=養生しよう、ということ。
生理がつらいときには、その期間のケアだけではなく
それ以外の時期の過ごし方に少しだけ意識を向けてみましょう。
腰回りをほぐしたり、血めぐりを整えたり
できることからとり入れてあげるといいかもしれませんね。
いつもの生活に漢方をちょっと足して、ご機嫌な毎日を過ごしましょう♪