2020年2月18日
tomo
丹田(たんでん)―おへその下、約5センチあたり
ヨガをされている皆さんには、なじみのある言葉なのではないでしょうか。
クラスの中で、「丹田に意識を向けて…」というようなインストラクションを聞くこともあるかと思います。
丹田は “からだの中の、エネルギーが集中する場所” といわれていますが
このエネルギーの中心を意識してからだを動かすことで、より力強いアーサナをとることにつながります。
また、「腹が立つ、腹におさめる、腹をくくる」などの言い回しがあるように、腹=ハラ=丹田 はわたしたちの内面とも深く関わりがあるのです。
丹田を意識しながら生活してみることで生じるうれしい変化!
きょうは、そんな丹田のススメ。
からだをラクに動かす
丹田に集中しながらからだを動かすことで、日々の動作がラクになり、また疲れを軽減することができます。
からだのエネルギーが分散している場合とくらべ、中心(丹田)に集め、安定させてから動かすことで、効率的な動きとなります。つまり…余計な筋肉やエネルギーを使いません!
ヨガを続けていると、いつの間にかアーサナをとるのがラクになっている。そんなことってありますよね。もちろん、必要な筋肉がついたから。そして、からだの使い方がわかってきたから。
通勤電車の立ち姿勢、掃除機をかけるとき、階段を上るとき…
普段の生活で疲れを感じることがあれば、少し丹田を意識してみるとよいかもしれません。意識ひとつ、からだの使い方ひとつで、格段にラクに&疲れを感じにくくなりますよ~
気持ちを整える
丹田に意識を向けた呼吸には、気持ちを整える効果があります。
なんだかイライラがおさまらないとき、そわそわして落ち着かないとき。そんなときは…
いちど背筋をすっとのばしてから “吐く息のタイミングで丹田に意識を向ける呼吸” をくり返してみましょう。
吐く息を、ぐぅーーーーっと丹田のあたりに集めていくイメージで。
吸うときは、ただ、その力を解放してあげるだけ。ふわーっとお腹にまで空気が入ってきます。
気づかずに呼吸が浅くなっていることが多いです。できるだけ、ゆっくりと!!
くり返すうちに、知らぬ間にこわばっていた体の表面がほぐれてきます。そのうちに気持ちまでゆるんでいるはず。
大事な会議の前や、気持ちを切り替えたいときにもおすすめです◎
日々の生活に丹田のパワーをかりながら、ごきげんな毎日を過ごしましょう♪