2020年12月16日
Azusa
○あなたの中のたくさんの顔
愛想笑いってしたことがありますか?
本音とは別の笑顔を作り、その場の合わせる笑顔です。
大人でしたらよくあることですね。
おそらくあなたは場所や人・時間に合わせていろんな顔を持っていると
思います。
お子さんがいたら〇〇ちゃんのママ・パパの顔
会社にお勤めしていたら、その会社の社員としての顔
誰かの親や子供・パートナーとしての顔もあります。
まるで「仮面」をつけかえているようですね。
こう考えるとちょっとよくないことをしているように思えますが
結構、日常的で当たり前な事です。
けれど、その「仮面」の多さに疲れてしまうことも。
今日はそんな「仮面」との上手なつき合い方について
お話ししていきたいと思います。
○仮面は本当に必要?
動物の中でも、人間のみが自我意識を持っているといわれています。
つまり「私ってなんだろう」と考えや悩むのは人間のみということ。
人が自我意識を保ちつつ、社会に順応して生きていくためには、
それぞれにあった「人格」をもつ必要があります。
そして、その人格の数だけ仮面が生まれます。
よほどの強靭な心の持ち主でない限り、人はいくつかの仮面を持つことになるでしょう。
そう 私たちが生きていくためには、仮面は必要なのです。
○仮面は自分を助けてくれる
文章の中ではこんなふうにおしゃべりな私ですが、実際の私は思ったように
人と関われず、つい焦ってしまいます。
けど、インストラクターとしてセンターマットに立つ時は
また一つ違う仮面が出てきます。
ペンを取れば饒舌に言葉を紡ぐ私も、
人とうまく関われない私も、
ヨガインストラクターの私も、
全て私の大事な仮面です。
仮面の良さは、つけかえることで気持ちがスイッチオンになったりオフにできたり
嫌なことから自分を守ったり立ち向かう勇気をくれたりすることです。
仮面はあなたを守り、手助けてくれる優しい存在なのです。
○みんなが「仮面」を持っている
もちろん仮面を持っているのはあなただけではありません。
周りのみんなも持っています。
どうしても目の前の相手が理解できない時
もしかして嫌われている?と思った時
相手の「反対側の仮面」「他の仮面」を想像してみましょう。
あなたに対して見せている面とはちがう他のところで、何あったのかも。
そう想像してみると、相手を少し理解できるかもしれませんね。
○あなたの中心にあるのは「あなた」
先ほど、仮面を持つことは日常的なことと言いましたが
その仮面たちが本当の自分から、あまりにもかけ離れたものだとしたら
それは見直した方がよいかもしれません。
仮面の性質に本当の自分が引っ張られたり、その落差に心のバランスを
崩してしまう危険性があるからです。
あくまでも、あなたの中心にあるのは「あなた」であること。
仮面に頼りすぎないよう、本当の自分をしっかりと磨いていきましょう!
○ヨガで本当の自分を磨く
ヨガをされている方なら、お分かりになると思いますが
ヨガをしていると、自分と向き合うことが多くなります。
時に、向き合うことがものすごく辛い作業になったり
自分を嫌いにもなったりすることもあります。
けど、逃げずに続けていく中で、自分の中にある余計な思考
や価値観を手放すことができ、
より自分がシンプルに、そして素直になることができます。
ヨガとは本当の自分を確かめ、そして磨いていく作業です
きっと仮面も輝き出すことでしょう。
○「仮面」を上手に使ってよりよく生きる
仮面とのつき合い方について いかがでしたでしょうか?
くり返しになりますが、仮面は持つことは決して悪いことではないです!
大いに使っていきましょう。
けれど、これだけは覚えておいてください。
あなたの真ん中にあるのはたったひとつ
「あなた」だけ。
人生の主役はあなたです。
上手に使って、よりよい毎日をお過ごしくださいな。