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masa01

2016年1月7日

yogakko編集部

「瞑想」と「自我」と、そして「私」

ヨガだけにとどまらず、「瞑想」の効果が様々な場でとりあげられるようになりました。
自分をコントロールするために瞑想を生活に取り入れている方も増えています。

瞑想を、もっとたくさんできたら・・・
瞑想の先にあるものを、早く体験できたら・・・
瞑想の素晴らしさをちゃんと言葉で説明できたら・・・

そんな思いをお持ちではありませんか?

 

日常生活を、常に瞑想状態で生きる!?

 

禅の僧侶であれば、
お寺や規則と言う「枠組み」があるので、
常に「いまここ」にいることができるかもしれません。

しかし、普通に生活していたら難しい。。。

かなりの情報や刺激に囲まれていますし、
ストイックな修行をすると、周りの人とのつながりも薄れてしまう気がします。
では、現代に暮らす私たちにとって、
理想的な精神状態とはどんな状態なのでしょう?
それは常に、瞑想状態で、
達観した意識状態で生きるという訳ではないかもしれませんね。

映画を見ているときは、
物語の中の感情に巻き込まれている自分が楽しいかもしれないし、

人生でも、「自分」らしい生き方や、
自分の「個性」を大切にしたほうが楽しめるかもしれない。

 

 

人間の心の成長過程とはなんだろう?

 

アメリカの思想家、ケン・ウィルバーは、
人間の心の成長過程を次の3段階で説明しています。
プレ・パーソナル(無我)

パーソナル(自我)

トランス・パーソナル(無我)
最終的には、トランス・パーソナル(無我)な領域に人は向かっていくわけですが、
その意識状態にいくには、まず「自我」の確立が前提です。

自我ですが、人間は、一方向に進化するのではなく、螺旋状に、行ったり、来たりしているので、
慈悲深くなる時もあれば、傲慢になったりするのが普通です。
広がっていると感じるときもあれば、縮んでいると感じる時もありますから。。。。

 

 

「真剣」であっても、「深刻」ではない状態

 

ひろがったり縮んだりしている自分
つながったり切り離されたりする自分
そんな、自分の状態に気付き、調整する力と方向性は持ってはいるが、
その方向性に執着していない。
大いなる真剣さをもって精進するんだけど、
最高の自分にも、最低の自分にも、
どっちの自分にもオッケーをだせる器の大きさを持っていて、人生の四季の変化も楽しめる。

なんだか、心の姿勢1つで、力が抜けていくようですね。

正解はありませんが、
そんな人に囲まれている自分を想像すると
あたたかくなります。。。

さて、あなたはどう感じますか?
大切なのは、これが正しいとか、間違えているではなく、
あなたがどう感じるか。
あたたかい、あなたの感情を見つけてみてくださいね。
 

 

解説にご協力頂きましたのは、ヨガインストラクター、吉田昌生氏
神奈川県、真鶴を中心に活動中
難しい話を、分かりやすく解説していただき、ありがとうございました!

 

写真は、Aya氏が生み出す、ART。
可愛い中に落ち着く色使いが素敵なのです!

詳しくは、同上サイトより。
ありがとうございました!

 

http://www.masaoyoshida.com/

http://ja.wikipedia.org/wiki/ケン・ウィルバー/

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