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日本では、白湯を湯冷ましともいい、昔から赤ちゃんに飲ませています。
古い考えには、良い知恵が隠れているもの。
その知恵を学んで生活に役立てていくって、心地よく感じませんか？

白湯の作り方には諸説ありますが、水道水をお鍋で１０分程沸騰させて人肌に冷ましたものです。
水の中の不純物（カルキなど）がとび、デトックス効果のある水になるそうです。

なぜデトックス効果があるかというと・・・

「水」は、他の物質を溶かして自分自身に取り込む性質が強い物質。
その「水」を沸かして「白湯」にすることで、さらに水自身に不純物がなくなり他のものを取り込みやすくなるそうです。
「白湯」を飲むことで、体の老廃物を「白湯」に溶かし込み、体の毒素を流すデトックス効果があるということです。
だから、白湯を飲むと便秘解消やお肌が綺麗になったといわれるのです。

白湯に、整腸作用や肝臓の解毒作用を高めてくれるデトックス効果があるレモンや、食べ過ぎ・飲みすぎなどで胃の調子が悪い時に消化を助け、胃けいれんなどの症状を緩和してくれるミントをいれて飲むのもおすすめです。

 

どんなにいい健康法でも、人それぞれに体質が違うので、合う・合わないがあります。
水道水でつくる「白湯」は、とても手軽な健康法。気軽に試してみて、自分に合っているかは自身の体に聞いてみましょう。

注意点は、飲みすぎは逆効果・・・
体内に必要な要素まで洗い流すほど飲まないように。
何事もほどほどに、自分の身体と心の声に耳を傾けながらが大切です。

白湯は、飲むものではなく、感じるもの。

お湯が優しく食道を流れ、胃の中に拡がるのを、感じながら飲む。
胃と一緒に気持ちいいと思っていると口の中に残っているお湯の余韻が甘く感じられてきます。

 

そして次第に、筋肉も、肌も、内臓もすっと静かに穏やかに解けてゆく、カラダとココロのリセットです。

 

＊ヨガ豆知識＊

白湯は、ヨガともつながりがあるんです。

インドの伝統医学（アーユルヴェーダ）では、からだ、自然界はすべて３つの要素（水、火、風）からなると考えます。
白湯はこの３つの要素を完璧に満たす飲み物です。
水を火にかけることで火の性質を含み、沸騰すると気泡が盛んに出て風の性質が加わります。
白湯を飲むと、からだの３要素もバランスを回復し、全体性を取り戻すのです。
全体性を取り戻すと、人は幸せを感じ始めるといわれています。