2023年12月1日
かをる
更年期の到来と大豆イソフラボンの役割
身体の機能を整える重要な物質「ホルモン」
なかでも「女性ホルモン」はライフステージによる分泌量の変動が大きいです。
特に影響を受けるのが40代からの閉経前後の更年期と呼ばれる時期。
急激に減少し、その変化に心とからだがついていけない場合には、
不調も起こるようになります。
これが更年期障害とされるもの。
更年期以降は、さらにケアが大切になります。
骨粗鬆症になったり代謝が落ちやすく太りやすくなったり。
それまで女性ホルモンによって良好に保たれていた
からだの機能に影響が出てきます。
来るべき更年期に備えて何か対策はあるのでしょうか。
更年期の対策には大豆に含まれる大豆イソフラボンを摂取することで
トラブルを予防してくれる可能性があるとされています。
女性ホルモン(エストロゲン)に似た働きをし、
女性の美しさや若々しさを手助けしてくれる成分です。
大豆イソフラボンは、エストロゲンの不足を補い、
トラブルを予防してくれるのです。
大豆イソフラボンの積極的な摂取方法
更年期障害に不安を抱いている方も増えてきたのもあって
大豆イソフラボンが入ったサプリメントも販売されるように
なりました。
一方、過剰な摂取は安全性が疑われるとも言われています。
過剰摂取が気になる方はサプリメントは控えた方が良さそうです。
では安全に摂取できる食材からはどのくらい摂れるのでしょうか。
大豆イソフラボンが含まれる食材と
一食あたりの含有量が以下の表になります。
納豆 | 1パック(50g) | 65.0mg |
大豆飲料 | 125ml | 69.0mg |
豆腐 | 1/2丁(110g) | 55.0mg |
油揚げ | 1/2枚(75g) | 52.5mg |
大豆煮 | 50g | 30.0mg |
きな粉 | おおさじ1(6g) | 15.6mg |
みそ | おおさじ1(18g) | 7.2mg |
(1食分あたりの含有量)
1日50mgくらいは摂るといいとされています。
とはいえ、
・食事で毎日摂るのは難しい!
・簡単な食事しか作る時間がない
・1回の食事量が少なめ
と、いう方はプロテインを効果的に取り入れるのをおすすめします。
ソイプロテインは、大豆のタンパク質を精製し、粉末状にしたものです。
タンパク質のほかに、ビタミンやミネラルなどを加えているため、
身体にとって大切な栄養素補給できます。
ソイプロテインは飲んでからの消化・吸収のスピードが遅いことから
腹持ちが良く、さらりとして飲みやすいという特徴もあります。
製品によって黒糖味やチョコレート味などがあり、
味に合わせて甘味などが付けられています。
おやつ代わりに飲むのもいいなと思います。
私は昼食時に食後の甘い物の代わりに飲んでます。
食事から摂取するタンパク質が不足した日や
外出先で気軽にタンパク質を摂取したいときなどに活用するのもよしです。
体のケア:更年期対策のアプローチ
日本の女性は欧米の女性に比べて、更年期の症状は軽いといわれているそうです。
それは、日本人が日常に大豆食品を多く食べている傾向があるためという説があります。
しかし、最近は食の多様化、欧米化により大豆の摂取量は減ってきているとか。
更年期の症状緩和や予防の期待が持てますので、
ぜひ積極的に大豆イソフラボン、取り入れてみてください。