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patience

2024年4月27日

かをる

今の自分に疑問や不安を感じた時の対処法

 

人生のさまざまな局面で、私たちは選択を迫られます。

 今の仕事は自分に合っているのだろうか
 この人と付き合っていて本当に意味があるのだろうか
 

仕事、人間関係、家族との向き合い方

どうにもこうに煮詰まってしまう時ありませんか?

「今の自分に不安を感じたら、それは変化をしなさいという心の声です」葉祥明著書 『風にきいてごらん』

その悩みは実は幸せのサインなのかもしれません。

疑問や不安を感じた時の対処法を

ヨガ哲学から紐解いてみます。

 

「我慢」と「忍耐」の違い

 

我慢と忍耐の違いを意識したことありますか?

 

目の前の何かを成し遂げなればらない時

それは「我慢」であるのか

それとも「忍耐」であるのか

こちらを区別しておかないと自分を苦しめ過ぎてしまいます。

 

やりたくないこととやるべき事の区別がないと

上手くいかないよということです。

我慢は不要だが、忍耐は必要

まずは自分自身を大切にするところから始めましょう。

 

我慢は「サティア」に反した行動です。

自分の気持ちに嘘をついてます。

我慢は辛いことから目を背けて、自分の気持ちを

抑え込んで耐える

「終わりなき苦しさ」です。

 

一方、忍耐は「タパス」の実践です。

辛いことがあってもそれと向き合って、

その苦しさをバネにして目的や目標に向かっていく

「苦しさの先の希望」です。

行為自体が報酬になる可能性がりあります。

厳しさの先にフロー状態とも言えるでしょうか。

 

ただ単に自分を痛めつけたり、我慢し続けることは

アヒムサ(非暴力)にも反します。

どんなに苦しい状況や試練に出逢っても、

自分の成長の糧として受け入れられる強さを養うためにタパス(忍耐)を選択してくださいね。

 

今必要なのは未来のための忍耐

 

目的を持つあるかないかで考え方が変わってきます。

 

忍耐は積み上げができ、人生を豊かにしますが、

我慢は何も生み出しません。

我慢とは受け身な行為。

何の得にもならないストレスをただただ耐えることです。

受身でいて楽な時もありますけどね。

しかし、得られたはずのチャンスを逃してしまうかもしれません。

 

忍耐とは能動的です。目標達成のために耐え忍ぶことです

自分にやさしくあり、自分を信じる

そして、自信を持ってチャレンジしてみる

失敗してもいいんです。それは経験なのですから。

撒かない種は育ちませんよ。

 

波風を立てずにじっとしていていては時間は過ぎるかもしれませんが、

また同じことが起こるかもしれません。

それは幸せになれたわけではなく

不幸に負けてしまったこと。

また来るかもしない不幸に強くなり

跳ね除け、やって来たことさえ気が付かないような

強い心を持つためには「忍耐」だなと思うことを信じて実践。

「我慢」だなと思うことは手放しましょう。

 

まずは立ち止まり、その場に留まってみる。

現実を速めようとするのをやめて、

現在地をゆっくりと楽しんでみてはいかがでしょう。

かけがえのない成果を手に入れるには、

たっぷりと時間をかけることが必要です。

我慢であれば手放して

忍耐であればもう少し耐え忍んでみてください。

きっとキレイな花が咲くと思いますよ。

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かをる
東京都内各所で ヨガスタジオ、スポーツクラブと活動をしております。 ヨガのポーズだけにとらわれずに 「みんなで楽しい」 と感じてもらえる雰囲気を大切に。 ヨガが「変化と成長」への起点になればと思ってます。

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