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2024年4月4日

かをる

真っ暗闇の方が不安よりも居心地が良い

真っ暗闇で過ごしたことありますか?

 

小さい頃、悪いことをすると押し入れに閉じ込められたり(昭和っ!!

探検ごっこで暗い穴の中でじっとしていたり、

キャンプをされる方は「暗闇で一夜を過ごす」経験があるかも。

 

今一度、暗闇をヨガ的視点から体験してみてください。

とても自由な、ピュアな気持ちになれますよ。

 

真っ暗闇での体験

 

暗闇の中で視覚を奪われ不自由なはずなのに

視覚ない状態の方が自由に感じます。

 

最近、真っ暗闇を体験する施設に行きました。

しかも90分間というかなり長い時間です。

そこで得た感覚は、

暗闇でいわば何も見えない状況はとても不自由です。

動こうにも足元に何があるかわからずに簡単に動けない。

そのように自由が奪われているはずのに

心はとても自由に感じたのです。

 

それはきっと私の目を覆っているフィルターが

外れたからだと思います。

 

ヨガ的自由とは

 

ヨガを終えたときに気持ちよく感じる理由に

感情の変化があります。

 

今、起こっている出来事に脚色をつけず

透明な視点で物事を見ること。

 

ありのままに物事を見れるようになることが

気持ちの落ち着き、安心感につながるといわれます。

ありのままジャッジをせず物事を捉えること。

それはポジティブもネガティブも境がなくなり、

自分の本当の気持ちに気づきやすくなり、

自分を理解することができます。

 

私は本当はどう働きたいのか

あるいは、大げさにいうとどう生きて行きたいのか

 

出せずにいた感情が引き出されるなんて言われます。

それは感情は筋肉にも蓄積されるので

身体を動かすことで感情に触れ、涙が出たり

不安になったりすると言われたりします。

 

いずれにしても、知らず知らずに

感情を奥に閉じ込めていたのかもしれませんよね。

 

なぜ閉じ込めてしまうのか。

それは周りの影響を受けすぎているから、

だと思いませんか?

 

暗闇の自由

 

暗闇の中では自分を解放することができます。

それは視覚の情報が無くなるからです。

 

人の視線

他人との関わり方

立場

常識

 

それらが気にならなくなり

とても自由に物事を捉えられます。

どんな物を見たっていいし、

目の前の相手がどんな感情を持っていたってかまわない

自分の立場も関係なく

台頭な関係になることで

頼ることに躊躇がなくなります。

むしろ頼らないと困ります。

 

感情は自分で決められるのです。

そして、自分が見えていないと

不思議と相手も見えていないような感覚にもなります。

どんな表情をしていて、変顔をしても恥ずかしくないんですよね。

 

大切なのは自分が何を伝えたいのか。

この施設では何人かのグループで行動をします。

「対話」だけが唯一の安心材料。

対話とは単なる情報のやりとりだけではなく、

話す側と聞く側がお互いに理解を深めながら行動することです。

 

相手の言葉一つ一つを大切に受け取っていかないと

対話が成立しないんです。

暗闇の中で一緒に行動している方と対話をしていると

自分との対話の仕方がわかってくるんですね。

暗闇の中はひとりではなく

周りに頼れる自由がありました。

 

「最近、頼られすぎて窮屈だな。。」

いろんなことから自由になりたい人は

ぜひ暗闇を体験してみてください。

 

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かをる
東京都内各所で ヨガスタジオ、スポーツクラブと活動をしております。 ヨガのポーズだけにとらわれずに 「みんなで楽しい」 と感じてもらえる雰囲気を大切に。 ヨガが「変化と成長」への起点になればと思ってます。

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