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2023年2月23日

かをる

「目的」と「目標」を理解できていますか?

ヨガをすると身体がほぐれたり、緊張が緩和されて心から穏やかになる。

健康やメンタルの面で様々な恩恵があります。

正にヨガのゴールはここにあります。

しかし、ヨガのポーズを正しく取ることに夢中になるあまりに、

ただ疲れて終わった、なんてことありませんか?

もしかしたら、ご自身のクラス参加者さんにも

そのような方がいらっしゃるかもしれません。

 

ヨガに限らず、

目的に向けて何かを続けている方へ。

自分の目指していることが袋小路に入ってしまった時、

一旦立ち止まって「目的の目標の入れ違い」に気づいてください。

目標が目的にすり替わっていませんか?

目先の小さな目標に気を取られ過ぎ、振り回されている自分に

立ち返る大切さをお伝えします。

 

【目的】とは、実現したい姿を「目指す」こと

【目標】(手段とも言います)とは、目的実現のために必要な「道具」です

 

例えば、

【目的】平和を守るために

【目標】法律がある

という感じです。

目標が目的に置き換わってしまう現象になると、どうでしょうか。

 

法律を守ることに必死になり過ぎて、平和が侵されてしまう。

法律を信念に置き換えたら。

今世界で起きている戦いは、それに当たるかも知れません。

少しオーバーな例えでしたね。

 

では、身近なことで例えてみますね。

ダイエットで考えてみましょう。

元々ダイエット目的で運動を始めたのに、

日々の運動を管理することばかりに気を取られ、

体重計に乗らない、食事を一切気にしない、みたいな感じです。

運動をすることが目的になってしまうと、

本来の目的であったダイエットを成功させるために

必要な他の要素に気が回らなくなり、

かえって痩せにくい身体になってしまうかも。

 

ヨガでも考えてみましょう。

ヨガのポーズは目的ではなく、目標であり手段です。

幸せに向かうための手段であることを意識しなくてはいけません。

目的にしてしまうと

・ポーズができないときに苦しくなる

・他人と比べてしまう

手段とすると

・ポーズにこだわらず、哲学や呼吸法など、別の道を探そうとする

・自分にあった方法があることに気づく

・焦らないでいられる

 

目的さえ諦めなければ、手段は変えてもいいということ、ですね。

自分の身体に合うように工夫を施すことが出来ます。

膝を曲げる 肘の位置を下げる 今日は休む など。

これがかえってその手段に執着し、その手段が目的となってしまうと

それができないと自分を否定したり、休んだ自分が怠けモノに感じたり、など

ヨガをすることが辛くなってきてしまうかもしれません。

ヨガをしているのに、

「ただ疲れた」

と思ったり、思わせないようにしたいですね。

 

知らない間に手段を目的のように行動してしまっていることないですか?

もし、日常でうまくいかないことがあったら、

目先の小さな目標が将来の大きな目的に置き換わっていないか、

立ち止まって考えてみてください。

次の瞬間、目的に近づくかもしれませんよ。

 

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かをる
東京都内各所で ヨガスタジオ、スポーツクラブと活動をしております。 ヨガのポーズだけにとらわれずに 「みんなで楽しい」 と感じてもらえる雰囲気を大切に。 ヨガが「変化と成長」への起点になればと思ってます。

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