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2021年6月15日

かをる

トレーニングの原理・原則とヨガ

身体の調子を整えていくためにヨガをする。
ヨガを始めるきっかけの多くがこちらではないでしょうか。
柔軟性がアップしたり、体力がついたり、
目標に近づいていく自分を感じるのは生活へのモチベーションアップにもつながります。

 

運動には原理原則があるのをご存知でしょうか?

 

トレーニングの原理・原則
3原理とは運動によってからだにあたえる影響のこと。
5原則とはそのルールです。

ルールを守れないといけませんよといったところでしょうか。
 【運動を効果的に行うための法則であり、身体を整えていくための知恵】
です。

一般的にはトレーニングをするときに知っておくことですが、
からだを動かす上での共通のルールなのでヨガにも当てはまると考えます。
やみくもに取り組んで効果が期待できず諦めてしまったり、
間違ったアプローチからケガにつながらないようにするためにも知っておくといいと思います。

 

 

3原理とは

◾️過負荷(かふか)の原理

一定水準以上の運動負荷を与えないと運動効果は得られない、「いつもと同じ」では効果が期待できないということです。
日常生活の中で発揮する力より少し負荷を多くして行うことが必要です。「ちょっとキツイ」が理想です。

 

◾️特異性(とくいせい)の原理

行った運動に対して効果がみられます。逆を言うと目的にあってないと効果が期待できないということです。
ヨガでは身体の調和、バランスをとることが重要です。
自分に見合ったポーズや方法で、自分の身体に合わせて調整することが大事です。
鍛えたい部分、しなやかにしたい部分を確認しながら実践してみるといいと思います。

 

◾️可逆性(かぎゃくせい)の原理

これはあたりまえのことですが辞めてしまえば元に戻ってしまいます(笑)
戻ってしまう時間は行った時間に比例するといわれています。
すぐ辞めてしまえばすぐに戻りますし、長く続けていれば戻りにくくなります。
長く続ければそれだけ身体に定着していくということです。継続は大事ですね。

 

5原則とは

こちらは運動をおこなっていく上でのルール。
ルールといっても難しいことはなく、むしろヨガは自然に沿っていますね。

 

◾️意識性の原則

運動の内容、目的、意識を理解し、積極的に取り組むこと。
どこを動かしているのか意識をしながら行うことが大切になります。
解剖学的視点からポーズにアプローチしてみるのもより自分を知るすべになるかと
思います。
自分のコントロールの仕方も変わってくるかも。

 

◾️全面性の原則

全身をバランスよく、有酸素の能力、筋力、柔軟性など体力要素を
バランスよく高めること。一箇所に集中せず、身体全体を使うことも必要です。
偏ってしまってはその箇所に負荷がかかりすぎてしまいケガにつながりかねません。
背骨の屈曲・側屈・回旋、筋肉の緊張・弛緩などヨガのシークエンスはバランスがとても
いいですね。

 

◾️反復性の原則

効果を得るためには継続的に規則的に長期間行うことが必要です。
すぐに効果がみられなくても継続することで期待できるということです。
神経系への働きがかかるのは2〜3週間、その後継続していき6〜7週間で筋肉の繊維レベルに働きがかかると言われています。
定期的に開催するヨガのクラスは運動を継続していくのに適しています。

 

◾️漸進性(ぜんしんせい)の原則

体力や技術が上がってきたら徐々に負荷や課題を高めること。
全くからだを動かしてなかった人がいきなりレベルの高いことをやってしまうのは危険だということです。
そのレベルになれてきたら時間の長いクラスやレベルを上げたクラスへ、参加頻度を上げていくのもこの原則に沿っていると思います。

 

◾️個別性の原則

性別、年齢、身体状況、体力、生活環境、性格、運動嗜好など個人合わせてそれに応じて行うこと。他人と競争せずに自分にあった運動を無理なく取り入れることが大事です。
ヨガブロックやベルトを使ったりの軽減法はそのひとつですね。
自分のからだにあったクラスなのかを一度振り返ってみるのもいいですね。

 

今通っているスタジオがクラスのバリエーションに限りがあるのであれば
ヨガイベントに参加してみるのもオススメです。
様々な著名な先生方が参加をし、いろんなレベルや流派のヨガを提供してくれます。
開催期間の中でいろんなヨガに出会える機会になります。

運動の原理原則を知って今の自分に本当にあったヨガを実践してみてはいかがでしょうか。

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かをる
東京都内各所で ヨガスタジオ、スポーツクラブと活動をしております。 ヨガのポーズだけにとらわれずに 「みんなで楽しい」 と感じてもらえる雰囲気を大切に。 ヨガが「変化と成長」への起点になればと思ってます。

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