2019年10月25日
n.yoga
ヨガのクラスで「真ん中を捉えましょう」というガイドを耳にしませんか?
もしくは、「真ん中を捉える」と聞いて、バランスポーズを思い浮かべるかもしれませんね。
自身の真ん中というのはどうやって見つければ良いのでしょう?
心の中と書いて中心と読むように、心の真ん中に存在するもの。
けれど、常にそれを意識して生活しているという方は多くはないのではと思います。
環境や経験、羞恥心、モラルなど、私たちは心にいろいろなものを被せて生きています。
様々な方向から様々なもので覆い、心が歪になってしまうと真ん中は見えにくくなってしまいます。
物体であれば、必ず重心があり、中心がありますが
心の真ん中というのは抽象的で少し捉えるのが難しいかもしれません。
では、物体である私たちの身体、身体の真ん中はいかがでしょうか?
身体の中心には骨盤があり、その上に脊柱(背骨)があります。
これらが身体の真ん中です。
ヨガのアーサナ(ポーズ)には身体の真ん中である骨盤と脊柱を整える目的があります。
骨盤を安定させ、脊柱を動かして真ん中を感じることができるのです。
バランスのアーサナで中心を感じる方法ももちろんありますが、
どうしてもポーズができるかできないかに意識が向きやすいので
私は、側屈・前屈・後屈・ツイストのアーサナで、まずその中心を動かすことをお勧めします。
身体の真ん中が見つかったら、そこは心の真ん中へも繋がっています。
アーサナをとることで心を覆っているものをほぐし、自身の真ん中の輝きを解放することができたら、
私たちの日常はもっと快適なものになるかもしれません。
ヨガは心と身体を優しくほぐしてくれます。
焦らず、ご自身のペースで向き合うことで、毎日がより快適に過ごせますように。