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2019年10月25日

n.yoga

Now “いまここ”に自分はいますか?

「いまここ」
これも、ヨガのクラスではよく聞きますね。
よく耳にするということはそれだけ重要なことなのですが、これを全うするのはヨガのインストラクターでさえも簡単な事ではないかもしれません。。

時空というものは普遍の存在で、私達にはコントロールできないもの。
今というのは一瞬で、それ以外は常に過去か未来に変わっていきます。
此処というのも一点であり、それ以外は目まぐるしく変化していくものです。
そんなわずかな瞬間を意識し続けるということです。

心というものは身の周りの様々な刺激に敏感に反応します。
過去のトラウマからの不安や、不透明な未来に対する焦り、周りの人の意見に左右されたり、自分より優れている人と比べてしまったり。
そんなことを繰り返していくと心だけが右往左往し、いつしか自分を見失ってしまうことにもなりかねません。
では、そんな心を「いまここ」に留めておくにはどうしたらよいのでしょうか?

もうひとつ自分と共に存在している身体というものを改めて確認してみましょう。
個人差はあるにせよ、身体を感じ扱うことができるのは自分だけだということに気付いてあげてください。
そして、それを十分に活かすのも自分次第です。

ヨガのアーサナ(ポーズ)ではまず今此処で起こる現象をただただ身体で辿っていきます。
その過程で心が揺れ動くことが必ずありますが、その心の動きに囚われてしまうとアーサナ(ポーズ)をキープすることが難しくなります。
隣の人が気になったり、クラス後の予定を思い出したり、うまくできないことを嘆いたり、、これら全て心の迷いです。
迷いは必ずしも悪いことではありませんし、これだけ周りに刺激があれば動いてしまうのも自然なことです。
もし心が動き出したら放っておいて、再度身体へ意識を戻してみましょう。今一度身体に素直になって、そこでできることをしましょう。
身体のどこかに痛みを感じるなら、痛くない場所へ移動させてみて。
緊張を感じるなら、意識的に力を抜いてみて。
呼吸が苦しかったら、一つ前の体勢に戻ってみてもよいかもしれません。

難しいアーサナである必要はなく、シンプルなご自身が心地良いと思うアーサナで良いのです。
身体が今此処で起きていることを素直に感じその快適さを味わうことができたら、今度は心でそれを感じてみましょう。

自身の身体の上に心がしっかり乗っている安定感が何より快適だと感じられたら、日常の中で少し心が揺れ動いたとしても、その快適な場所に戻ってくることはそう難しくなくなるかもしれません。

ヨガは心と身体を優しくほぐしてくれます。
焦らず、ご自身のペースで向き合うことで、毎日がより快適に過ごせますように。

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