
2020年5月25日
tomo
蒸し暑さを感じる日がふえてきましたね。
梅雨入りももうすぐでしょうか。
さて、おなか(胃や腸)は、五臓*のなかで 脾 に分類されるのですが、この 脾 は湿気が大の苦手。
そのため、これからの季節は胃腸などの消化器系に不調を感じる方がとても多いです。
ご多分にもれず、私もこのタイプ。梅雨時期はとくに、おなかの調子がよくありません。
本格的な雨の季節を前に、おなかをしっかり整えておきたい!
くわえて最近は、自粛生活によるリズムの変化やさまざまな制約が重なり
気がつかないうちに胃腸に負担がかかっている…なんて方もいらっしゃるかもしれません。
そこで…
きょうは、からだの状態に応じた 目的別・おなかをいたわる ぷち食養生!! をご紹介します。
*五臓 ~ 東洋医学の考え方。自然界の全ての事象を5つの要素にわけたとき、それぞれに対応する人体の働きのこと。
肝・心・脾・肺・腎 の5つ
気をめぐらせたい
こんなときに、、
○おなかが張る・胃や腸にガスがたまる
○腸の動きがにぶく、便が出ない
○便秘と下痢をくり返す
気(=からだのなかのエネルギー)のめぐりを整えてあげましょう。
気めぐりをうながす香味野菜などの香りもの、柑橘類をとり入れることを意識してみてください。
あたたかいはちみつレモンもおすすめです。
⇒ はちみつには消化吸収力を高めたり、胃痛腹痛を軽減する働きも!
つめたい飲みものが恋しくなってきますが、冷えにつながるのでひかえめに。
「香り」がポイントなので、好きな香りの入浴剤であたたまりながらおなかをマッサージするのもいいですね。
血をめぐらせたい
こんなときに、、
○生理痛がひどい
○おなかが冷える
○便が緩い
血が滞ることで、冷えや痛みが生じます。
血めぐりをうながしてくれる食材のひとつがウコン。
市販のターメリックパウダーを食事や飲み物にちょい足しすることで、手軽にとり入れることができます!
ミルクティーなどに生姜パウダーやシナモンと一緒にいれると、チャイ感覚で飲みやすくおすすめです♪
⇒ 生姜とシナモンはからだをあたため、消化器系の調子を整えてくれます。
血をめぐらせるためには、あたらしい血をつくるのも効果的!
赤や黒のたべものは血を補ってくれます。
なかでもクコの実はアンチエイジング効果もあり、ダブルで嬉しい食材です◎
水をめぐらせたい
こんなときに、、
○吐き気がする
○おなかがちゃぽちゃぽする
○おなかが冷える
水が滞り、からだに水をため込むことでも冷えが生じます。
こまめな水分補給で水のめぐりを整えましょう!
お茶には利尿作用がありますが、中でもおすすめなのは ハトムギ茶。
ハトムギは、からだの水分量を調整してくれる食材です。くわえて健胃の作用も!
からだを冷ましやすいため、温めて飲むのが◎
温かいミルクティーにしてシナモン、ショウガパウダーを加えると、健胃の効果がさらにUP!
芳ばしくって美味しいです。
⇒ 生姜とシナモンはからだを温め、消化器系の調子を整えてくれます。
⇒ 生姜は吐き気をおさえ、余分な水分を発散させる作用があります。
もちろん運動も!
さて、ここまでは気軽にとり入れられる「食」の養生を主にご紹介したのですが
からだの内側からだけでなく、もちろん外側からも 気・血・水 のめぐりにアプローチすることができます!
嬉しいことに、最近はおうちヨガのコンテンツもたくさんでてきていますね♪
ご自宅でも、からだのなかの 気・血・水 のめぐりをイメージしながら、ヨガの時間をすごしてみてはいかがでしょうか?