2021年7月19日
TAKA
赤色の下地に白のプラスとハートを組み合わせたヘルプマーク。最近は比較的目にすることが増えた気がしますが、みなさんはいかがでしょう?
外見からはわからない障害や疾患により支援や配慮を必要としていることを、周囲に知らせるためのマークです。
裏面には任意で必要な支援を記載することができ、いざというときに必要な支援や配慮を周囲の人にお願いできるようになっています。
疾患の内容や緊急連絡先、お薬手帳の場所などを記載することで、
外で倒れて意識を失ったり事故に巻き込まれた時に命を守るという重要な役割を果たすんですね。
最近は電車の優先席をめぐるトラブルが報じられますが、
疲れやすく(もちろん通常の疲労感ではない病気としての過度の疲労)長時間立っているのが困難な人や
長時間立っていることで血圧が低下し失神しやすい人などは
一見元気そうに見えるため、周囲の理解を得にくいのが現状のようです。
「健康そうなのに?」「嘘なんじゃないの??」などと心ない言葉をぶつけられることもあるため、
マークの存在を知っていても怖くて付けられない・・・という人もたくさんいるのかもしれません。
若い世代を中心に徐々に浸透しつつあるヘルプマークですが、
インターネットによる情報が得にくい高年齢層にはなかなか認知が進まないという情報もあります。
お互いが気持ちよく生活するためにはどんなことが必要なのか、今の自分にできそうなことは
どんなことなのか・・・改めて考えてみたいですね。