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2021年1月21日

Azusa

誰にも、いつでも扉は開かれる

○「2分の1成人式」があるそうです

上の息子が2分の1成人式の年になりました。

成人の半分の10歳をお祝いするイベントだそうです。

今はそんなイベントがあるのかと驚いております。

息子はそれに向け学校で色々と準備中なのだとか

鼻息荒く語ってくれます。

 

私がヨガの世界に足を踏み入れたのは、この子が3歳頃でした。

はじめたきっかけは産後のダイエット。

けれど、本当の理由は子供から逃げたかったから。

今回は母としての道とヨガの道を歩んできた私のことを

お話ししたいと思います。

 

○「ただいま」と「おかえり」を言いたかっただけなのに

私が子供を産んだのは世間からすると、割と若い年齢でした。

「ただいま」と「おかえり」を言いあえる家族を作りたかったのです。

けれど、いざ産んでみると子供との生活はとてつもなく大変で

毎日思いもよらぬ問題が発生し、それに振り回され、

私の生活も思考も、大半が子供のことでいっぱいでした。

 

「あんなに強く望んだはずなのに」

「なんでこうなっちゃったんだろう」

 

ため息をつきながら天井を見上げる日々が続き、

私の思い描いていた幸せな家族像はだんだんと小さく、

気づけばどこかへ行ってしまいました。

そんな時に次男が生まれました。

さらに行き場のなくなったストレスの発散と

産後の激太りを解消すべく、ヨガをはじめました。

 

○主語が「わたし」になる

ヨガをして一番に感じたのは「私」が最優先でいられることです。

自分の意識の行き先を全て自分にむけることができるヨガ。

当時、私の意識の中心には子供がいて

自分のことなど、完全に無視をしていました。

そんな私にとって自分に中心におけることは、とても贅沢なことでした。

その結果、ストレスで過食気味や寝不足な自分を知り

自分に対して、随分と鈍感になっていたことに気づかされ、

そして、自分で自分を整える方法も見つけることができました。

 

○我が家の「スティラスッカ」

ヨガを学ぶ中でヨガには「哲学」があることも知りました。

ヨガの教えはとてもシンプル

当たり前じゃないかと思えるようなことが多くあります。

けれど、いざ日常生活で意識してみると、とても役に立つことばかり。

当時、子供を見ながらよく考えた言葉は「スティラスッカ(安定と快適)」でした。

朝日に自分の心を照らすように、スティラスッカかどうか自分に聞いてみると

以前、私が思い描いていた家族像は、今の私たちには当てはまらないことに

気づきました。

そして、自分にとって「より良い」ではなく「ちょうど良い」ところが見え

それ以外は「ヴァイラーギャ(手放す)」していこうと自然と思えました。

もちろん、執着してしまい手放せないこともありました。

けれど、そんな風に手放せない自分も何か理由があるんだろうなと認めてあげて。

そんなことを考えた後の生活は格段に過ごしやすいものでした。

 

○「いってきます!」

子供もだいぶ大きくなり、手をはなれてきました。

近頃では「いってきます!」「いってらっしゃい!」のやりとりも多くなり、

安心した反面、心許なさに少しばかり宙ぶらりんな思いです。

あらためてこの手に握って支えてきたものの重さ、

その大切さに気づかされます。

そして、また我が家のスティラスッカを探す時がきたなと感じています。

 

○誰にも いつでも扉は開かれる

ヨガは特別な人のものではないです。

私にもそうしてくれたように、みんなにその扉をいつでも開けてくれます。

そして気づきを与えてくれたり、背中を押してくれたり

たくさんの手助けしてくれます。

 

皆さんもヨガに少し頼ってみてはいかがでしょうか?

皆さんにとってヨガが人生の良いパートナーでありますように

そう願っております。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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Azusa

ヨガをはじめようと思ったきっかけは出産後のダイエットでした。 痩せたい!その一心ではじめたヨガでしたが、ヨガの世界の考え方、生き方に影響を受け、より幸せに より自分らしく生きることができるようになりました。 この幸せをたくさんの方とシェアしたいと思い、キッズヨガ・マタニティヨガ・ロコモヨガなど、ヨガを広める活動を中心に行っています。
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