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sugar

2021年4月30日

yomo

栄養学のお話 ~糖質~

こんにちは。

ヨモカナです。

今回は糖質のお話です。前置きなしです!(笑)

 

~前回のおさらい~

「栄養」とは「生物が生存に必要な物質を摂取して生命を維持する営み」

それらの原料は「栄養素」と呼ばれる。

生体内に吸収される栄養素は5種類あり、5大栄養素と言う。

⇒糖質・脂質・たんぱく質・ビタミン・ミネラル(無機質)

 

~補足~

食物には5大栄養素の他に色素や食物繊維などが含まれており、

これらは栄養素ではないもの(非栄養成分)ですが栄養素の消化や吸収などに関わっています。

例えば!

ポリフェノールなどの色素成分は体調調節機能を高める働きがあり、ファイトケミカルと呼ばれます。

 

 

そして。。。

今回は5大栄養素のうちの1つ、『『糖質』』に迫ります。

 

口から入った糖は消化酵素により『ブドウ糖(グルコース)』や『果糖(フルクトース)』などに分解され、体内に吸収されます。

 

グルコースは

代謝により分解され、エネルギー源になるか、

代謝により合成され、グリコーゲンとして肝臓や骨格筋に貯蔵されます。

 

空腹時や飢餓時にグリコーゲンを分解し、グルコースを生成して血中に放出。血糖値を調整しているのです。

 

(血糖値とは血液中のブドウ糖の濃度!)

 

脳、神経組織、赤血球、腎尿細管、精巣、酸素不足の骨格筋などの組織は、通常エネルギー源としてグルコースしか利用できません。
グルコースしか!です!!
これが栄養素として糖質を摂取する最大の理由です!

 

ただ。。。

摂取量が過剰となり、肝臓や骨格筋における貯蔵能力を超えた場合。。。

グルコースは血液を介し、脂肪細胞に取り込まれ。。。

脂肪に。。。なってしまうのです。。。 ひぃー!!!
自分に合った摂取※を心掛けましょう!
※ヨモカナ’sコラム「最高の食事法 その1」「最高の食事法 その2」を参照 ←ちゃっかり宣伝(笑)

 

そして糖質の分解に関係してくる栄養素があります。

ビタミンB₁です。

 

前回、5大栄養素をざっくり分類分けして

「ビタミン、ミネラル、たんぱく質は代謝そのものを調整するために利用」と書きましたが、こういう事なのです。分解も合成も代謝。

 

ビタミンB₁は1食当たりの含有量で言うと
豚肉、玄米(ぬか)、ウナギに多く含まれています。
そしてビタミンB₁は水に溶けやすいので、味噌汁やスープ、炒め物にして摂取すると良いです。

また、ニンニクと一緒に調理するとビタミンB₁の疲労回復作用が長持ちすると言われています。

豚肉、ニンニク、キムチで『豚キムチ』とかオススメです!

スタミナメニューの定番なイメージがありますが、そういう理由だったんですね~。

 

 

そしてそして・・・ビタミンB₁はアルコール代謝にも必要な栄養素なので、お酒飲む方は積極的に摂取していきましょう!

 

 

いかがだったでしょうか。

糖質のこと、少し知っていただけたでしょうか。。。

 

私もまだまだ勉強が足りていないので(;’∀’)

こんな感じでゆるーくお話させて頂けると幸いです☆彡

 

次回は「たんぱく質」を攻めようと思います!

お楽しみに!

 

P.S.食品の栄養表示の項目に「炭水化物」がありますが、

「炭水化物」=「糖質」+「食物繊維」のことです。

 

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管理栄養士 食品メーカーで商品企画・開発を担当 食べること、寝ること、犬と遊ぶことが好き。 少し大きめの豆柴犬と暮らす。
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