ヨガ情報ニュースサイト・ヨガッコは、ヨガ・ピラティスの学校

opposition

2017年1月12日

TAKA

「反対」のススメ

寒さが厳しい季節となりました。
必要なものを全部近くに用意して、「こたつから出ない宣言!!」なーんてことはないですか?
寒いとつい動くのがおっくうになったり、いざ外に出ても体を縮こめて過ごしがちですね。
温かい季節と比べると活動レベルが下がりやすいこの時期。
この機会に改めて体のことを振り返ってみましょう。

 

突然ですが、腕組してみましょう。
どちらの腕が上に来ていますか?
今度は腕の上下を入れ替えて組んでみましょう。・・・なんだか変な感じがしませんか?
今度は両手の指同士を組んでみます。左右どちらの親指が上にありますか?
指を一つずつずらしてさっきと反対の親指が上に来るように組んでみると・・・うーん、やっぱり変な感じですね。

多くの人に「利き手」「利き足」があるように、体の使い方にも癖があります。腕や指の組み方もその一つ。
歯の治療で「嚙み方の癖」に気づくこともありますね。普段は無意識のうちに左右どちらか決まった側の
奥歯で噛むことを繰り返しているかと思います。噛みやすい側が治療により使えない時、反対側で噛むことに
大きな違和感を感じることでしょう。
「猫背」や「反り腰」などの姿勢も体の癖です。背筋を伸ばすより丸まった背中でいる方が「楽」であれば無意識のうちに
猫背の姿勢になるのは自然なことかもしれません。

 
そんな姿勢の癖や生活習慣の積み重ね。
それが骨盤の「歪み」につながるとしたら???
「楽だから」とばかりも言っていられませんね。

体の中心に位置する骨盤の歪みは、背骨や首など他の部分にも影響します。
体のバランスが崩れ、正しい姿勢が取りづらくなる事が、コリや痛み、内蔵圧迫による機能低下など様々なトラブルを招くのです。

 
骨盤の歪みに繋がりやすい生活習慣
•バッグを持つときいつも同じ側で持っている。
•脚を組んで座るとき、いつも同じ側の脚が上にきている。
•ショルダーバッグのストラップをかけるのはいつも同じ側の肩である。
•立つときは、左右どちらかの同じ側の脚に重心が掛かっている。
•食卓に座る位置はいつも同じで、テレビの方向に顔を向けながら(テレビを見ながら)食事をしている。
•ゴルフなど、偏った体の使い方をするスポーツに取り組む機会が多い。
•長時間車を運転する機会が多い。

思い当たる点はありますか?
また、肩の高さが左右で違う、ネックレスがいつも同じ方向にズレる靴の一方だけがいつも磨り減る…なども歪みを知らせる
カラダからのサインかも知れません。

 
歪みの予防として
日頃の姿勢や動作の癖を意識する事が大切です。
「食事中にテレビを見る習慣があるのならば、席は決めずにローテーションを」との話を聞いたことがあります。
親子で川の字になって寝る場合も、定位置を決めずに入れ替え制にすると良いとも聞きました。

いつも同じ姿勢・向き=いつも同じ筋肉を使い、使われない筋肉もいつも同じ=偏り・歪みがどんどん大きくなる

といったところでしょうか。

 
今、どんな姿勢で過ごしていますか?
背中が丸ければ胸を開いてみよう。
肩が内側に入っていたら背中側に引いててみよう。
反り過ぎるなら時々丸まって・・・。

難しくとらえずに「いつもの反対」を取り入れながら、バランスを整えてみてはいかがでしょう。

 

The following two tabs change content below.
TAKA
末っ子出産後にヨガと出会い、インストラクターに。 3度の妊娠・出産・育児の経験から、女性の一生に寄り添うヨガを提供したいと思い学びに歩くように。 マタニティヨガ・産後ヨガ・キッズヨガ指導者養成講座修了 全米ヨガアライアンスRYT200取得 アロマコーディネーターとしての知識を活かしたリラックスヨガや、体幹トレーニング系のヨガなど、様々な強度のクラスを展開中。
TAKA

最新記事 by TAKA (全て見る)

Page Top