2025年4月23日
tomo
私たちの体の中では、目には見えないけれど大切なものが、毎日静かに流れています。
そして、東洋医学ではそれを 気・血・水(き・けつ・すい)と呼びます。
簡単に言うと、気:エネルギー、血:栄養を運ぶもの、水:体の潤い
この三つがバランスよくめぐっていると、私たちは元気に、心地よく過ごせるんです。
でも、ストレスがたまったり、冷えが続いたり、食事や睡眠が乱れると、この「めぐり」がちょっとずつ滞ってきます。
東洋医学では、こうした不調の原因を 気滞(きたい)、水滞(すいたい)、お血(おけつ)と呼び、それぞれに特徴があります。
たとえば…
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気滞
エネルギーの流れがつまってしまった状態。イライラしたり、ため息が多くなったり、お腹が張ったような感じがすることもあります。
水滞
水分のめぐりが悪くなって、むくみや冷え、めまいなどが起こりやすくなります。
お血
血の流れが滞ってしまった状態で、肩こりや生理痛、くすみなどがサインになることもあります。
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もしも、こうしたサインに気づいたら
がんばりすぎずに、少しだけ自分をゆるめる時間を持ってみてください。
ゆったりお風呂に入ったり、ハーブティーを飲んで深呼吸したり、季節の食材を使ったあたたかい料理を楽しんだり
そして、ヨガをしてみたり♡
鍼灸や漢方の力を借りるのも、自然に めぐり をととのえる良い方法です。
めぐりがふんわりととのうと、体の重さが軽くなるだけじゃなく、心までふわっと明るくなるもの。
東洋医学の知恵は、そんな“やさしい変化”を大切にしてくれます。
忙しい毎日の中でも
「今日はちょっと めぐり がいいかも」なんて、自分の中の小さな変化に気づけたら、とても素敵なことですね。
そんなふうに、自分自身とやさしくつながる時間を、ぜひ大切に。
次回以降は、それぞれの めぐり をととのえる、漢方的ヒントをお伝えしていく予定です^^