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earth

2022年6月3日

kako

地球の温もりに触れる

私は、海が大好きです。
海で過ごす時間がとても好きです。

よく、
海に行って何をするの?
ただぼーっとするだけのために海に行くの?
と聞かれることもありますが、それでも海に足を運びます。

季節によって違う顔を見せてくれる海。
日によって、時間によって、変わっていく姿。
砂浜に広がっている石や、集まってくる鳥。
ただそこにいて、いつでも私をやさしく迎えてくれる。

キラキラと太陽に照らされて光る海も
だんだんと淡い色に変わっていく空と共に優しい顔になる。
太陽が沈み、月が顔を出し、星がきらりと光る。
私たちが生きているのと同じように、地球に存在しているものすべてがゆっくりと動いて、生きている。

寄せては返す波も、いつも同じではなく、
いろいろな表情を見せて、いろいろなものを運んでくる。
その波の下、水中にはどんな世界が広がっているんだろう?
そこにはきっと私たちの知らない、大きな大きな世界がきっと広がっている。
地球に存在しているのは私たち人間だけではないということ。
海も山も、私たちも含めて、地球はすべてつながっているということ。

そんなことに気付かされるたびに、言葉では表せないものがこみ上げてきます。
モノや情報で溢れている毎日。
効率や、便利さ、比較という言葉が身近にある今。
そんな中に身を置いていると少しずつ鈍くなっていく自分の感性。

それでも海にくれば、晴れでも雨でも穏やかでも少し荒れていても、ありのままの姿で私を迎えてくれて、
その大きさに触れるたびに、自分の悩みも全てがちっぽけに感じられる。
いらないものをたくさん含んでしまった身体や心が、軽くなっていく。
少しベタつく潮風や、あたたかい砂も、触れると地球とのつながりを感じられて安心していく。

太陽と月が必要なように、
腫れも雨も大切なように、
私たちも、いつでも無理して元気でいる必要もないかもしれない。
地球に存在する全ての生き物が、大切な存在であるように、
私たちも、誰かと比べる必要もないかもしれない。

地球はいつだってそんなことを教えてくれます。

だから私も、できるだけありのままの姿で、
自分の目で、足で、全身で、地球に感謝をしながら生きていきたい。
何かを見て、触れて、感動をして、頭で考えた言葉の代わりに涙が溢れるような、そんな瞬間を大切にして過ごしていきたい。

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ヨガを始めて、自分の呼吸で体がほぐれていくその心地よさを感じたり、 毎日の中で小さなことに心があたたまる瞬間が増えました。 そんな感覚や気持ちを大切にしながら、勉強を続けています。
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