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2015年6月20日

yogakko編集部

どんな未来を描く?『国際ヨガの日』に、わたしたちがやるべきこと。

2015年6月21日。
世界中のヨギー・ヨギーニが、この日をちょっと特別な気持ちで迎えます。
夏至?

・・・おしい。
第1回目となる『国際ヨガの日』ですね。
でも夏至も当たらずしも遠からず。
昼夜の長さが同じくらいになる夏至。
これを心身や陰陽のバランスを整えるヨガとなぞらえ、この日に決定したそうです。

 

『国際ヨガの日』に向けて、最初に動いたのは、もちろんインドの首相。
ナレンドラ・モディ首相は、2014年9月27日、国連総会にて下記のような演説をしました。
「ヨガは私たちの古代の伝統からのかけがえのない贈り物。心と体、思考と行動、緊張と実行の一体化、人間と自然のハーモニーを表し、健康と福祉への統合的なアプローチでもある。」
「私たちのライフスタイルを変え、自覚を形成することによって気候変動にだって対処するための一助になる。」
これを受け、日本を含む177の国が賛同。
2014年12月11日に【6月21日】を『国際ヨガの日』とすることが採択されました。
モディ首相の提案から、わずか3ヶ月。なんと国連史上最速の採択となったのだとか。
はて、どしてかな?
 

ヨガは日本でも今、ブームから文化へとなろうとしています。
その中で宗教的背景は薄まっているのは確かです。

今回の採択においても、やはり特定宗教に加担しているのでは?なんて批判もあったみたい。
なので、インド政府はあくまで「健康の増進が目的」と語っています。

でもヨガ発祥の国、インドでのヨガの在り方は、日本とはひと味もふた味も違います。

まず、1920年代から、ヨガの科学的研究が始まり、多くの大学に〈ヨガ学科〉が設立。
2002年にはヨガ専門の大学院ができ、修士・博士の学位も授与するようになりました。
2013年にはヨガ専門の私立大学も設立。
同年、政府でも〈ヨガ・アーユルヴェーダ省〉が創設され、伝統文化を基盤にした保健政策を進めています。
文化であり、学問であり、政策にもなりうるインドにおいてのヨガ。
インド国内だけでなく、世界に向けてもそのパワーは発揮。
『国際ヨガの日』がその最たる例ですが、ヨガを通してインドはその存在感を世界に対しても強めていますね。
モディ政権の次なる目標は「ヨガを世界遺産に」なんだとか。

 

ヨガが拡がっていくことは、もちろん我々ヨギー・ヨギーニには喜ばしいこと。
でも、そのヨガが「どんな風に」「何を目的として」その流れを得たのか。
冷静に見つめてみることも、ヨガを正しく愛する上では必要な気がします。
 

さあ、6月21日。
“健康的に生きる手段”としてのヨガは、国際的に認められました。
日本でも今や約30万と言われるヨガ人口。各地でヨガイベントが開催されるようですね。
ヨガを楽しみ、汗をかいたあとは・・・
日本のヨガの未来、どう在ればハッピー?
せっかくの記念すべき日。ひとりひとり、その姿を思い浮かべてみてください。

私たちの国の、幸せなヨガの未来。
そのカギを握るのは・・・ヨガを愛する、あ・な・た。

http://www.sankei.com/world/news/141212/wor1412120041-n1.html

http://www.tkfd.or.jp/research/project/news.php?id=1528


http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&k=2015061900668

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