空腹時にお腹がぐるぐる鳴ると、
「そろそろなにかを食べようかな」と思うかもしれませんが、
これは腸内の掃除がスタートする合図です!
食べるのは少しだけガマンして、体内からクリアにしていきましょう。
◯おなかが鳴る理由
食事の量にもよりますが、だいたい食後4時間ほど経つと胃の中が空っぽになり、ぐるぐると音が鳴ってきます。
これは
消化器官の強い収縮運動によるもので、胃から小腸に、そして大腸へと収縮が広がっていきます。
強く収縮することで、食べたのものを先へと送り、排泄までスムーズにいくようにしているのです。
また、
胃や小腸などの内側はヒダになっているため、そこに食べカスが残りやすいので、それを強い収縮によってお掃除しているのだそうです。
次に入ってくる食物の栄養をちゃんと吸収できるように、準備を整える大切な「
空腹時」。
そう思うと“おなかの音”もうれしく感じますね。
◯収縮のリズム
いちどおなかが鳴ってからしばらくすると音は止んで落ち着いてきますが、そのまま何も食べないでいるとまた鳴り始めてきます。
その間隔は、だいたい90〜120分。
なぜこの間隔なのかは解明されていないようですが、
睡眠時のレム睡眠・ノンレム睡眠も同じく90分ほどのサイクルがあるように、人の生態リズムによるものかもしれません。
ヨガをおこなうときも、食後3〜4時間くらいが良いと言われています。
体への負担を軽くしたり、集中力を妨げないようにする理由もありますが、
体内を浄化し新しいものを受け入れようとする、自然なリズムにも合っているのかもしれませんね。
◯おなかが鳴った後の食べどき
せっかく腸内の掃除をしているのですから、
少なくとも90分ほど経った後に食事をするのが良いと思います。
自宅にいることが多くなるとついつい食べ物に手を出しがちですが、
この“空腹時”の状態を体が感知すると脂肪が燃焼されやすくなるため、痩せやすいからだを作るポイントにもなっているようです。
どうしてもガマンできないときや、このタイミングで音が鳴らないでほしいというときには、お水を飲むと良いと思います。
ほどよいあたたかさの白湯なら、からだに負担がかかりにくいのでおすすめです。
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ハタヨガに音をプラスした、新しいスタイルの「シンギングボウルヨガ」を主に活動中。からだの状態や年齢にかかわらず、幅広い方にもヨガと音楽療法の相乗効果をお楽しみいただけます。
*バンデヨガ・インテグレーション(養成講座)における音のヨガの専門講座『Sound for Yoga(SYC)』創設、講師を務める。
*全米ヨガアライアンス(RYT200)修了、
バンデヨガ・インテグレーション(VYI200)修了、
各種専門講座修了、
シンギングボウルサウンドヒーラー、
yogamusic CD解説ライター
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