2021年9月3日
kako
私の母は、しっかりごはんを食べなさいとよく言います。
忙しい朝、ゆっくり座って食べられないときは、おにぎりを持たせてくれました。
私が外へ出かけていても、
お昼ごろになると必ずメールで「お昼ごはんは食べた?」と聞いてきます。
夕方になると今度は、今日は「夜ごはんは食べる?」と聞いてきます。
そのせいか、学生のころからごはんを抜くことはほとんどしたことがありませんでした。
そのことを今までなんとも思っていませんでしたが、
最近、生活のリズムが変化したことで、ごはんを抜くことが増え、
気がついたことがあります。
それは、しっかりごはんを食べることが意外と難しいということ。
そして、ごはんを抜くと、こころがちょっと寂しいということ。
「ごはんを食べる」ことをしながら、家族と今日なにがあった、なにをして過ごしたか、明日は何をするか、そんなどうでもいい話をすること。
家族でなくても、誰か一緒にごはんを食べている人と、ふざけて笑うこと。
そんな時間がエネルギーをチャージするためのものなんだなあ、とふと気がつきました。
母がいつもごはんを食べなさいと言う理由は、
からだのことを想ってのことだとばかり思っていましたが、
ごはんを食べることは、こころにも栄養を届けるために必要な、
とても大事なことだったんだと実感しています。
からだもこころも元気でいるために必要な、しっかりごはんを食べるということ。
簡単そうに見えて、実は簡単ではなくて。
でも、とっても大事なことだから、努力したいな、と考えているこのごろです。