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dearme_shisei

2021年12月3日

saya

Dear 身体を動かす私へ!~姿勢のお話~

 

ヨガのアサナであるターダアサナ(山のポーズ)について調べている中で、初めて聞く姿勢がありました。
まっすぐ立つことを感じていくならば、
ターダアサナが身体も整い、すごくいいです。
しかし、私たちは歩くし走るし、階段を登ったりと、身体を動かしている時間が長いですよね。
そういう時に意識してみたい姿勢。
それが、「アスレチックニュートラル」というものです。

 

⚪︎アスレチックニュートラルとは?

 
まっすぐ立った姿勢から、少し膝を曲げ、腰を折り、体重はややつま先よりに。
両腕はすぐ使えるように胸の前に出ている姿勢。
これを、「アスレチックニュートラル」というそうです。
スポーツをしている人たちにはもしかしたら馴染みがあるかもしれない姿勢です。

思い返したら、自分も動く前にとっているかも。
相撲や、プロレスなどの構え、ゴルフなどもその延長にあると思います。

身体を動かす時に、すぐスタートできる姿勢であり、
ターダアサナの基本姿勢から、膝や腰を曲げていくので、程よく腹圧も入っている。

自分で一度、ターダアサナからこの姿勢を作ってみると、筋力が程よく使われ、準備ができている感覚を得られます。

 

この姿勢を知ってから、少し日常生活などで意識してみたのですが、
身体のブレや、筋力の使われ方に違いを感じました。
(日常生活なので、両腕を胸の前には省略してしまいました。)

階段を上る際の、一瞬の片足立ちなどもぐらつかず、安定しやすい。
そして、お腹にキュッと力が入っているので、肋骨も閉まりやすく、姿勢も良くなる。
つま先よりに重心が移動しているので、足の裏も使えてくる。
お尻の力もいつもより全体的に使え、
身体中の筋力にアプローチしていくので、代謝も上がりやすいなと感じました。

腰を折る際に、少し背中が反りやすいので、そこだけは注意したいですね。
背中がそれてしまうと、腹圧が抜けやすくなってしまいます。

 

⚪︎姿勢の難しさ

私たちは普段、ターダアサナでもアスレチックニュートラルでもない姿勢でいる時間が長いです。
腰が少し前に出ていたり、肩が丸く前肩になっていたり、首が前に出てしまっていたり。
身体の軸が少しずつずれてきてしまう。
姿勢を正すこと自体がしんどいなと感じることも多いですよね。

そうすると、やはり慢性的な腰痛や、肩こり、体全体の張りなどを感じやすくなります。

 

きちんとした姿勢で常にいるのは、しんどいですが、
1日のなかで数分だけ、ターダアサナを味わう時間。
そして、階段を上る時、駅まで歩く間だけなど、
身体を動かす際のちょっとの瞬間でもアスレチックニュートラルを意識してみる。
それだけでも、だんだんと筋力がつき、
気がついたら姿勢が良くなってきたな♪
そう感じられると思います。

 

急に頑張るのは難しいですが、小さなことからこつこつと。

“ちりも積もれば山となる”といいますが、
毎日少しずつでも身体を使っていけば、身体はちゃんとそれに答えてくれます。

ぜひ、今度身体を動かす際に「アスレチックニュートラル」っていう姿勢があるらしいなと、思い出していただければと思います。

 

皆様の身体がより楽に使えていける、過ごしていける、
そんな日々のきっかけの1つになりますように。

 

 

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saya

saya

息をして、体を動かし、伸びていく。その気持ち良さに触れたことが、ヨガを始めたきっかけです。ヨガを通して笑顔になれる日々を届けていける、そんなクラスを目指しています。毎日を少しらくに、楽しく過ごせる、そんな過ごし方も伝えていきたいと日々勉強中です。

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