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2025年7月25日

tomo

ぷち漢方ライフ~「血」めぐりをととのえて、内から温める

なんとなく重だるい、冷える、くすむ…それ、「お血」のサインかもしれません

肌のくすみが気になる、肩こりがなかなか取れない、生理が重くてつらい、、、
そんなとき、東洋医学では「お血(おけつ)」という状態をうたがいます。

「お血」とは、「血」のめぐり が滞っている状態のことです。
「血(けつ)」は、体をあたため、栄養を届け、女性にとってはホルモンのリズムにも深く関係する大切な存在。
その流れが悪くなると、冷えや痛み、肌トラブル、慢性的な疲れ、月経不順など、心と体にさまざまな影響が出てきます。

今回は、そんな「お血」の状態を、東洋医学の知恵を借りてやさしく整えるヒントをご紹介します。

お血」のセルフケア ふわっと血をめぐらせる毎日へ

ツボ押しで“滞り”に風を通す

お血にアプローチするツボは、血の流れを整えたり、冷えを取りのぞいたりするものが中心です。

ツボ押しは、リラックスしながら「痛気持ちいい」くらいの強さで、ゆっくり3〜5秒押して、やさしく離す、をくり返してみてください♪

食事でサポートする「血」のめぐり

「お血」を改善するには、血を増やしながら流れを良くする「補血活血(ほけつかっけつ)」の考え方が基本です。

おすすめの食材
 黒豆、黒ごま、なつめ、プルーン、レバー、クコの実
 にんじん、ほうれん草、玉ねぎ、生姜、にんにく、青魚(サバ・イワシなど)

中でも “黒い食材” や “赤い果実” は、血を補ったり、めぐりをよくする働きがあるとされ、冷え性や生理トラブルの多い方には特におすすめ♪

また、お血体質の方は冷えやすいため、冷たい飲食物はなるべく控え、
“あたためて” 食べる・飲む を意識しましょう。

内側から「血」のめぐりを助ける漢方

「お血」の改善を助ける漢方薬もいくつかあります。特に、血行促進や女性のバランスを整える処方が多く使われます。

代表的な処方(ご参考までに、、)

桂枝茯苓丸(けいしぶくりょうがん):冷えやのぼせ、月経不順、肩こりなど「お血」の典型的なタイプに

桃核承気湯(とうかくじょうきとう):便秘や月経痛、イライラなどが重なったタイプに

当帰芍薬散(とうきしゃくやくさん):血を補いながらめぐらせ、女性の冷えや貧血気味なタイプに

※体質に合わないと逆効果になることもあるため、専門家に相談のうえで取り入れるのが安心です。

「血」がめぐる って、じんわり心まであたたかくなること

「お血」は、体の不調だけでなく、“なんとなく気分が沈む” “元気が戻らない”と感じるときにも、ひっそり顔を出します。

そんなときは、からだの声を聞きながら、自分をやさしくあたためてあげる時間をつくってみてください。お風呂につかる、温かいお茶を飲む、好きな音楽を聴きながら深呼吸する。そんな小さなことでも、血のめぐりは少しずつ変わっていきます。

血がめぐると、心もやさしくめぐっていく。
そんな変化を、自分の内側から感じられると素敵ですね。

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~漢方や子育てに関するコラムを書いています~ 会社員としての日常や、産前産後、からだも心もヨガに助けられた経験からインストラクターになりました また、からだの中にとりいれるものを考えてみたい!と漢方についても学んでいます からだも心もほぐれていくような「自分とむきあえる」クラスを目指しています♡ 漢方スタイリストの知識を活かした、ヨガ×漢方のクラスをお届けします

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