2019年5月6日
akikotanaka
こんにちは。たなかあきこです。
ボイスクリエイター&ヨガインストラクターとして活動しています。
【声のコラムNO,2】では、「声のパーソナルスペース」について触れました。
小さい頃の環境で、人それぞれ「声のパーソナルスペース」が決まるというお話でした。
(※「声のパーソナルスペースが住居環境から影響を受けている」というのは一つの見方です。
人それぞれの原因があります。)
では、どうやってその「パーソナルスペース」を広げたり縮めたりするのか。
有効なのは「的の中心を意識する」トレーニングです。
目の前に話しかけたい人がいます。
さあ、意識して話しかけましょう。
ただ声を発するだけでは弱いのです。
まず、この写真の方は、背中を向けています。
正面よりも「視覚」の要素を伝えにくいので、難易度は高い。
まずはそこを踏まえておきます。
「こえ」を矢に例えましょう。
あなたはその矢を放つときに、
どこを中心にして放ちますか?
この女性全体が中心?
いいえ、それではぼやけてしまいます。
アーチェリーの的のように、中心を決めるのです。
この写真の女性を振り向かせたいなら、
聴覚器官である「耳」に、的の真ん中を設定します。
的の中心を設定したら、
放物線を描くことを頭に入れます。
私は学生時代、弓道部に所属していました。
強い弓と弱い弓、使用する弓の強度で狙う高さが違います。
強い弓を使うと、ほぼまっすぐに飛びますが、
弱い弓だと、的に到達すらしません。
声に例えると、良く通る方は耳をめがけてまっすぐでOK。
声が弱い、通らない方は少し上を狙います。
人物に例えたら、狙う所は「頭頂」です。
「呼んでも振り向いてもらえない」
「気が付いてもらえない」
こんなストレスを感じる方は、この「的の意識」を活用してみてください。
一つだけ注意点があります。
たった一回で、チャレンジを止めないでくださいね。
自転車だって最初から完璧に乗りこなせた人はいないと思います。
ゲームのように楽しみながら、
何度もチャレンジしてみましょう。
今回はこの辺で。
あなたの気づきの一歩になれば幸いです。