2019年5月31日
小笠原 文
暑くなってくると気になってくるのが、〈紫外線〉。
このコラムでは紫外線対策
・・・ではなく、
〈紫外線〉そのものについて、探ってみたいと思います。
◯紫外線とは
〈可視光線〉という、ヒトが目で見れる電磁波(波長)の光があるのですが、
紫外線はこの見れる範囲を超えた、380nm未満のことを指しています。
※電磁波は「波長」ともいいます。
※nmとは、光の波長や原子・分子の構造などを表す単位です。
波長とは、空間を伝わる波の周期的な長さのことで
“いくつの振動が、どのくらいの速さで、どのくらいの範囲に広がるのか”
によって、どんな波長かを定めることができます。
◯可視光線と波長の関係
目に見える光は大きく分けて6つあり、
それぞれ波長の長さによって、色の見え方が変わります。
上記のように、
・波長が短いと〈紫〉
・波長が長いと〈赤〉
に、見えます。
紫の範囲外だから、【紫外線】。
ちなみに赤の範囲外は、【赤外線】です。
この〈感知の範囲〉は光だけでなく、
聴き取れる範囲を超える音は【超音波】と呼ばれるほか、
“発達した味覚”といわれる【旨味】も同じようなことがいえるかもしれません。
◯波長と色の関係
◉チャクラの色
可視光線の色は、主要なチャクラとほぼ同じ色をもっていることに気づきますが、
チャクラもエネルギーの振動数によって、ある程度の色が分類されています。
光であれ、チャクラであれ、
エネルギーによる何かしらの動き(波長や波動)の違いで、さまざまなものに姿を変えることがわかります。
◉好みの色
赤は赤のエネルギー、
紫は紫のエネルギーの波長を放っていることがわかってきました。
とすると、
「◯◯色の服を着ると気分が上がる」
とか
「今日のラッキーカラーは◯◯」
などよく聞きますが、
それは、色がもつ波長を近くに置いたり身につけたりすることで
自身の波長の乱れを抑え、整える役割をもっていることも理解できます。
自分の波長と似たような色を好むときもあれば、
自分に足りていない、または補いたい波長をもつ色を好むときもあるようです。
◯紫外線の作用
紫外線と聞くと日焼けのイメージがあるかもしれませんが、
ヒトの皮膚に触れることで、化学反応のようなものを起こして、
良いこともそうでないことも、肌に何かしらの影響を与えています。
◉よい影響と、そうではない影響
からだに大切な【ビタミンD】を生成してくれるのは、実は紫外線のおかげです。
ただ、
それは日本の7月で10〜20分浴びた場合のこと。(冬の関東は40分ほど)
それ以上紫外線を浴びてしまうと、皮膚の真皮層に届き、
老化促進や、メラニン色素の酸化による日焼けなど、ダメージを与えてしまうので気をつけましょう。
逆に考えてみると、
夏も冬もある程度の時間は紫外線を浴びた方が良いということがわかります。
紫外線は満遍なく降り注いでいますが、
うまく肌に当たるように調整することも健康への道です。
目には見えない光、そして波長をイメージしながら、浴びてみてください。