2018年7月25日
miyuki
「ため息はあまりついたらよくない」
と、聞いたことありませんか??
小さい頃私は母親から言われたことがあります。
ため息ってよくないことなのでしょうか。
現代人のほとんどは浅い呼吸をしてる人が多いです。
私もヨガクラスをしていると「深い呼吸が出来ていなかった」などの気づきをお話してくださった参加者の方がいます。意図的に行う呼吸というのはなかなか難しいものですよね。
ふっとついてしまうため息、自然にしやすいため息。
実は「ため息」には驚きの効果があるです。そんなため息の効果を調べてみました。
深く呼吸をすると体の中に酸素がいきわたります。
血液は酸素によって体中に運ばれていくので血流量が増えて血行が良くなります。
口から大量に息を吐くことで副交感神経が優位になりリラックスした状態になります。
体の中に活性酸素が溜まってしまうが疲れの原因です。
新鮮な空気をたくさん取り入れることで活性酸素が減っていきます。
酸素をいっぱい取り入れることで気持ちのリフレッシュを図ることができます。
不安や心配事を考えている時にも交感神経が優位になっていて体が緊張しています。
深い呼吸により、緊張がほぐれ、血行も良くなることでネガティブな感情が薄れていきます。
「ため息」は無意識にたまっていくカラダの余分な力み、こころのこわばりを手放してくれるのです。
ある流派のヨガでは口から吐き出す方法で「HA呼吸」という呼吸法があります。口から「はぁ~」と声に出しながら息を吐き出していきます。
この呼吸もカラダの緊張を解放してくれるのは共通です。
カラダのためにも心のためにもこんなにいい効果のあるため息ですが、一般的にはネガティブなイメージや、周りから心配されてしまう可能性がありますので、つき過ぎにならないほうがいいかもしれません。
正常な状態を保つために呼吸を使って無意識にコントロールしてくれる「ため息」。
日常を過ごしやすくするツールとしてまずはため息をついてひとやすみしてみてはいかがですか。