2025年6月13日
tomo
なんとなくイライラする、胸がつかえる感じがする、お腹が張る、ため息ばかり出てしまう、、、
そんな心や体のモヤモヤを感じたとき、それは「気滞(きたい)」というサインかもしれません。
東洋医学では、「気」は生命エネルギーのようなものとされ、心と体のあちこちを元気に動かす力です。
この「気」がスムーズにめぐっていると、体も心も軽やか♪
でも、ストレスや緊張が続くと、気の流れが詰まってしまい、体にも心にも“つまり”を感じるように、、、
そんなときは、自分の中の「気」をふわっと流してあげるような セルフケア をためしてみましょう。
気の流れは、ストレスや感情の波の影響を受けやすいといわれます。そんなときにおすすめのツボはこちら!
●太衝(たいしょう)
足の親指と人差し指の骨が交わるあたりのくぼみ。イライラや気のつかえを和らげてくれる「肝」のツボ。
●内関(ないかん)
手首のシワから指3本分ひじ側に上がった中央。気のめぐりを整え、心の不安感にも◎
●合谷(ごうこく)
手の甲側、親指と人差し指の骨が交わるところ。気の流れを全体的にスムーズにし、頭の重さや肩こりにも効果的といわれています
ゆっくり呼吸しながら、やさしく押してみてくださいね^ ^
「気滞」のときは、消化を助けながら香りで気を動かしてくれる食材がぴったり。
ポイントは「香り」と「さっぱり感」です。
おすすめの食材
柑橘類(ゆず、レモン、みかん など)
シソ、セロリ、三つ葉、春菊、ミョウガ、パクチー
玉ねぎ、にんにく、しょうが
緑茶、ジャスミン茶、ラベンダーやカモミールのハーブティー
ストレスがたまりがちなときは、香りを感じながらゆっくりごはんを味わうだけでも、「気」がふっとほどけていくのを感じられるかもしれません♡
「気がつまってるな」と感じるとき、東洋医学では体質や状態に合わせて、気の流れを助ける漢方が選ばれます。
代表的な処方(ご参考までに、、)
半夏厚朴湯(はんげこうぼくとう):のどに何かつかえているような違和感、息苦しさ、不安感に
加味逍遥散(かみしょうようさん):ストレスからくるイライラ、月経不順、更年期のゆらぎに
香蘇散(こうそさん):ストレスによる胃の不調や風邪のひきはじめなど、気がうまくめぐらないときに
※漢方薬は体質やそのときの状態に合わせて処方されるため、自己判断せずに専門家に相談するのが安心です!
「気滞」は、心と体の“がんばりすぎ”が生んでしまうことも多いものです。
「気」が詰まっていると感じたら、深呼吸して、空を見上げて、ちょっとひと息。
自分の中の“気の流れ”に耳をすませながら、毎日を心地よく過ごすためのヒントにしてみてくださいね。