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2023年8月4日

みち

幸せホルモンのすすめ

暑い日が続いていますが、皆様いかがお過ごしでしょうか?

暑いながらも、日々は繰り返され、

人は環境に慣れていき、どんなときも

身体を常に一定に保とうとする力を持っていますね。

「ホメオスタシス」恒常性のシステムが

がんばってくれています。

そのシステムの中に、ホルモンという物質を出して

身体を整えようとする内分泌系があります。

ホルモンの種類はたくさんで、100種類以上。

例えば、成長ホルモン。

大人であっても、疲労回復や脂肪燃焼、新陳代謝をするため

成長ホルモンを出して

身体を一定の良い状態にしようと役立っています。

それと同じように

さまざまなホルモンが身体と心を支えているのです。

 

幸せホルモンって何?

そんなホルモンの中に幸せホルモンと

呼ばれているものがあります。

幸せホルモンという名前のホルモンではなく、

幸せな気持ち、感覚に関係するので

そう呼ばれています。

3つほどあるので、ご紹介しながら、

それぞれ、どんな習慣、行動で

幸せホルモンがでるのかをお伝えしていきます。

 

セロトニン~ポジティブな心と身体を支える~

朝目覚めたとき、今日もがんばろう。と

前向きな気分をもたらすセロトニン。

毎日のリズム、体内時計に大きく関わります。

朝、セロトニンをしっかり分泌すれば

夕方から夜にはセロトニンはメラトニンの材料になり

メラトニンは質の良い睡眠へ導いてくれます。

活動と休息の正しいリズムが、

健康で幸せな身体と心につながります。

 

セロトニンを分泌させるためには、

リズム良い生活習慣が一番です。

その習慣にさらに組み込んでほしいことは

朝、太陽の光を浴びること。セロトニンの分泌が促されます。

そして、朝ごはんをしっかり食べて、タンパク質もしっかりと。

アミノ酸「トリプトファン」がセロトニンの材料になるので

肉、魚、大豆製品を積極的にとりましょう。

あと、リズムのある運動もおすすめです。

ウォーキングやサイクリングなど、

セロトニン活性化にお役立ちしてくれます。

 

オキシトシン~愛情と精神の安定~

女性の出産時、出産後の回復や母乳の分泌に関与している

オキシトシン、愛情ホルモンとも言われます。

でも、女性だけではなく男性も年齢も関係なく

すべての人にオキシトシンは分泌されるのです。

オキシトシンは不安や心配などを緩和させ、

ストレスを軽減して

心身をリラックスさせてくれる働きがあります。

また、安らぎを感じたり、

信頼感や共感が高まる効果などもあります。

 

家族やペット、パートナーとの

スキンシップで心と身体が心地よいと感じること。

また、マッサージなども

オキシトシンが分泌されるといわれています。

スキンシップやマッサージで触られる側はもちろん、

触る側のオキシトシン分泌も高まることが分かっています。

他にも、人との会話、コミュニケーション、

親切な行動などもオキシトシンが分泌されます。

 

ドーパミン~達成感、意欲を高める~

何か目標を達成して気持ちが高揚したり、

または、目標に向けてやる気がみなぎっていたり、

褒められて嬉しかったりしている時、

ドーパミンが分泌されています。

達成感とやりがいを得ることで

分泌されるのがドーパミンです。

ドーパミンが放出されて、快感を得ると

学習して、さらに大きな快感を得ようと

努力をするようになったりします。

 

ただ、ドーパミンの注意点があります。

お酒を飲んで楽しい、とか

買い物して物が手に入り満たされた。

そのような時もドーパミンが出ています。

それらをさらに得ようとしてしまうと

依存症のようなところにつながる危険性もあるので

気を付けましょう。

 

仕事や趣味でも何か毎日のささいなことでも、

目標を立てて クリアしていくときのやる気スイッチに

ドーパミンを出していけるといいですね。

 

健やかな幸せホルモンたちとうまくお付き合いしながら

より良い人生へとつながっていきましょう。

 

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みち
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