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breath

2015年10月8日

rei

視点を変えた呼吸のお話

ヨガの呼吸は様々
その中で鼻からの腹式呼吸のおはなし。
そして危険な呼吸とは。

 

鼻呼吸をするメリットは
鼻がフィルター代わりになり
ウィルスを身体に取り込まない。
脳にも呼吸が届き集中力が高まる。

 

腹式呼吸は副交感神経を高めます。
ちなみに胸式呼吸は交感神経

 
呼吸は身体のどこで行うのでしょう?
肋骨を左右に開くように
連動して横隔膜を動かす。

細く長く呼吸を行います。
吐く呼吸を丁寧に心がけると
自然に吸う呼吸は身体に入っていきます。

 
その反対、危険な呼吸とは。
普段浅い呼吸の方が
深い呼吸を行おうとすると
吐く息が短く吸うばかり行ってしまうのが特徴

横隔膜を柔軟に動かせず
狭い胸で肺を圧縮させながら肺で呼吸を行う。

とても危険が多い。

吸うばかりに意識が向き、吐く呼吸が減ることによって
血液の中の二酸化炭素が減り
弱アルカリ性の血液がアルカリ性に傾きます。

中枢神経系の呼吸の司令塔である延髄。

アルカリ性に傾いた体を戻そうと
延髄が呼吸を止め二酸化炭素を増やそうと身体が神経系によって働きかけます。

 
でも体の不思議。
吸う呼吸が多く二酸化炭素を戻すため無意識に呼吸が止まる指令を受け取った大脳。
身体が血管収縮を始める。

収縮によって、
末端のしびれを訴えることがあります。

末端が痺れることは
末端にかけて血管が細くなるため。

 

いろんなケースがあると思いますが
一人一人身体はことなり
良いも悪いも影響が異なります。
呼吸も正しいアライメントで行うこと。

 
体の使い方のミスアライメントであるか
呼吸のミスアライメントであるか見極めも必要
脊柱からつながる場所の痺れであれば
体のミスアライメントかも知れない。
手のひら全体がしびれる、顔がしびれる
というように明確でない場合
上記のように脳の錯覚の可能性もある

呼吸をコントロールすることは案外難しい。

間違って行うと脳が異常を感じ
神経系から体全体へ指令が送られます。

 
アサナを取る時は
吸う時に準備、もしくは緩める、吐く時に深める。
身体を動かす事が苦手でも、呼吸だけでもヨガなんです。
呼吸によって内臓や体の奥の筋肉や関節、皮膚等、緩める作用
緩んだ体の外側から副交感神経によって心も緩め、ご自身を見つめる余裕を生み出したいものですね。

 

 

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rei

rei

10代の頃心と体繋がりの深さを知るきっかけにヨガの探求を始める。 身体の変化と共に呼吸も変化し内側へと広がる感覚は体感したことのない発見。シンプルに生きること、健やかに生きる知恵がヨガであると考えています。 解剖学に基づくアイアンガーヨガを学びアライメントされた美しいアサナを日々探求しています。 ◎保有資格 全米ヨガアライアンスRYT200 全米マタニティヨガアライアンスRPYT85 ヴァイクンタヨガTTC100

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