
2026年9月2日
tomo
陽の沈む時間がだんだんと早くなったり、朝晩に少し秋の気配を感じたりと、少しずつ夏の終わりを感じられる頃になりました。
まだまだ暑い日もあるけれど、
「なんだか朝から体が重い…」
「寝ても疲れが残っている気がする」
「最近、食欲がいまひとつ」
「冷房の中にいると、体が冷えている感じがする」
そんなふうに、夏の疲れを感じることはありませんか?
楽しい予定が続いたり、暑い中でいつもより体力を使ったり。
気づかないうちに、体には少しずつ疲れがたまっているのかもしれません。
だから夏の終わりは、
「もうひと頑張り!」
と気合いを入れるより、
「ここまで頑張った体を、ちょっといたわってあげよう」
そんなふうに過ごしてみませんか?
東洋医学では、夏は暑さや汗によって、体のエネルギーや潤いが消耗しやすい季節とされています。
さらに、冷たい飲み物や食べ物、冷房などで、体の内側が冷えやすくなることも。
外は暑いのに、なんとなく体が冷えている。
体が重だるい。
そんな「なんだか調子が出ない…」という感覚も、珍しいことではありません。
そんなときは、無理に元気を出そうとしなくても大丈夫。
まずは、
「あ、私ちょっと疲れてるのかも」
と気づいてあげることから始めてみましょう◎
夏の終わりのセルフケアに取り入れやすいのが、ツボ押しです。
たとえば、足のすねにある 「足三里(あしさんり)」。
昔から健やかな毎日を支えるツボとして親しまれてきた場所です。
場所の目安は、膝のお皿の下から指4本分ほど下、すねの外側。
椅子に座って、親指でゆっくり押してみましょう。
強くグイグイ押す必要はありません。
「あ〜、気持ちいいな」
と感じるくらいの強さで、ゆっくりと呼吸しながら。
左右それぞれ数回、心地よく刺激してあげればOKです◎
ツボ押しをするときも、
「ここを押して元気にならなきゃ!」
と頑張るより、
「今日もお疲れさま〜」
と、自分の体に触れてあげるような気持ちで。
ほんの数分でも、自分の体に意識を向けてあげる時間って、意外と大切です。
※痛みや違和感がある場合は、無理に刺激しないようにしましょうね
「夏の疲れがなんとなく残っている」
「食欲が落ちている」
「なんだか気分までどんより…」
そんなとき、食事や睡眠などの生活習慣を見直すことに加えて、漢方を選択肢のひとつとして考えることもできます。
漢方では、体のエネルギーを 「気」 と考えます。
夏の暑さや汗などで、その 「気」 が消耗していると感じるときに考えられるのが、「補気(ほき)」。
「気」 を補って、体を支える力を養うという考え方です。
一方で、ストレスや生活リズムの乱れなどで 「気」 がスムーズに巡っていないと感じるときには、「理気(りき)」 という考え方があります。
「気」 の流れを整えて、のびやかに巡らせていく。
同じ「なんとなくしんどいな、、、」でも、
「足りないのかな?」
「それとも、うまく巡っていないのかな?」
と、体の状態を違う角度から見ていく。
そんなところも、漢方のおもしろいところ◎
市販の漢方薬にも、補気を目的とするものや、理気の考え方をもとにしたものなど、いろいろな処方があります。
ただ、
「疲れているから補気!」
「気分が落ちているから理気!」
と、自己判断だけで選べるものではありません。
体質や症状、体調によって適した処方は異なります。
気になるものがあれば、商品の効能・効果や使用上の注意を確認して、薬剤師さんや登録販売者さんに相談しながら選んでみましょう。
漢方薬を「症状をなんとかするもの」とだけ考えるのではなく、
「今の私の体って、どんな状態なんだろう?」
と、自分自身を見つめるきっかけにしてみるのもいいかもしれませんね。
夏は、冷たい麺やアイス・冷たい飲み物がおいしい季節ですよね。
暑い日に冷たいものを楽しむのも、もちろんOK◎
ただ、冷たいものが続いているな~と感じたら、
温かいお味噌汁を一品添える。
常温のお茶を選んでみる。
温かいスープをゆっくり味わう。
そんな小さな工夫を取り入れてみましょう。
「夏だから冷たいものを食べなきゃ!」
でも、
「冷たいものは絶対ダメ!」
でもありません。
その日の自分の体が、
「これなら心地いいな」
と思えるものを選んであげることが大切です。
もうひとつ意識したいのが、睡眠。
暑くて寝苦しい夜が続くと、知らないうちに睡眠不足が積み重なっていることも。
寝る前はスマートフォンを少し早めに置いて、
深く息を吐く。
肩の力を抜く。
ゆっくり伸びをする。
そして、
「今日も一日、お疲れさま!」
と、自分に声をかけてあげましょう。
完璧に生活をととのえなくても大丈夫。
いつもより10分早く眠る。
それだけでも、十分な「いたわり」です◎
夏の終わりは、少しずつ秋へ向かう季節。
まだ暑さは残っているけれど、体も少しずつ次の季節へ向かっていきます。
だからこそ、
「もっと頑張らなきゃ!」
ではなく、
「今日はちょっと休もう」
を選んであげることも大切です。
ツボをやさしく押してみる。
温かいものを食べてみる。
いつもより少し早く眠る。
必要なら、漢方について薬剤師さんや登録販売者さんに相談してみる。
どれも、特別なことではありません。
毎日の中でできる、小さな「いたわり」
夏を頑張った体に、
「今年の夏も、お疲れさま^ ^」
と声をかけるような気持ちで。
残りの夏、そしてこれからの秋も。
自分らしく、心地よいペースで過ごしていきましょう♡