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2018年8月16日

もえ|渡辺 朋江

海外のヨガクラスに参加してみよう!【後編】

前回は、海外のヨガスタジオに行く準備について、いくつかご紹介しました。
(前回の記事はこちらから:海外のヨガクラスに参加してみよう!【前編】
今回は、現地のスタジオに行って、実際にヨガクラスを受けてみるところまで。

 

スタジオに着いたら・・・

スタジオへは、時間に余裕をもって到着しましょう。
まずは、受付で「Hello(ハロー)」と声をかけるところからスタートです。

海外でヨガを受けてみよう2_ny2_moe

実際にスタジオに行くときに覚えておきたいフレーズは「I would like to..」。
英語の授業で習った記憶はあるでしょうか?
「I want to..」と同じ「~をしたい」という表現ですが、せっかくなので丁寧で洗練されたこちらをどうぞ。
言葉が短くなるし、発音も楽なので、「I’d like to..」という短縮した形で覚えましょう。
以下のように、伝えたい内容にあわせて活用することができます。

・I’d like to take 〇〇 class.(アィドライクトゥ テイク 〇〇クラス)
-〇〇クラスを受けたいです。
-【例】I’d like to take the morning flow class.

・I’d like to buy 〇〇 ticket.(アィドライクトゥ バイ スリー クラス ティケット)
-〇〇チケットを買いたいです。
-【メモ】回数、またはスタジオの料金表で表示されているチケット名を伝えます。

・I’d like to rent a yoga mat.(アィドライクトゥ レント ア ヨガマット)
-ヨガマットを借りたいです。

相手が何か言った時に、内容が分からないこともあると思います。
そんな時は、以下のように伝えます。

・Could you speak slowly?(クージュー スピーク スロゥリー?)
-ゆっくり話してもらえませんか?

・Could you say that again?(クージュー セイ ダット アゲイン?)
-もう1度言ってもらえませんか?

分からない!と思うと焦ってしまって、早口になったり、声が小さくなってしまうことってありませんか?
そんな時こそ、深呼吸。
そして、自分の言いたいことを、ゆっくり丁寧にもう一度話してみましょう。

ここで大事なことは「伝えたいという気持ちこめて、相手が受け取りやすいように伝える」ということ。
受付にいる方は英語が堪能だし、何よりそのスタジオのことを良く知っています。
つまり、単語や発音が少し間違っていても、私たちの伝えたいことをくみ取ってくれる可能性がとても高いのです。
ジェスチャーやメモなども使って、頑張れる分だけ頑張ったら、あとは甘えさせてもらいましょう。

そして、なかなか伝わらなくて疲れてしまったり、いらいらしてしまったりすることがあっても、マットを引いて自分の場所を確保したら、もう一度深呼吸。
なんで伝わらなかったんだろうといった思いは、マットの外に置いて、これから始めるクラスに集中すること。
そして始まる、楽しいヨガの時間。

 

クラスが始まったら・・・

さて、先生の英語のリードをどれだけ頑張って聞くかについて。
聞き取ろうと頑張ってみる、それより目でひたすら追っていく、どちらも良しです。
自分の得意不得意、やりたいやりたくないという素直な気持ちで選んでみてください。

実際に始まってみて、先生が言っているのが思った以上に分からなかったり、目をつぶることになって先生を目で追えなくなるということ、あります。
特にアサナがどんどん変わっていくようなクラスは、他の人と同じように動けなかったり、それによって恥ずかしい気持ちになることもあるかもしれません。
それでも、落ち込まないこと。
先生の話し方だったり、自身の調子だったりと、分からなくなってしまう理由の原因は星の数ほどあるので、探さなくてもいいです。(少なくともクラス中は)
1つ前のアサナはもう過去です。
目の前に流れてくる、その時のアサナを楽しむことに集中しましょう。

落ち着いてみれば、ああこのアサナ知っているなというのは必ずあります。
何語でリードされていてもヨガはヨガ。目指す方向は同じところにあります。
前回書いた「ヨガという共通言語を共有している」ということ、信じてみてください。
頭の中を自分の心配でいっぱいにしてしまうより、先生がクラスを通じて伝えようとしてくれることを受け取ろうとすること、こちらが大事ですよね。

 

もし、出来る限り準備をしようと思ったら、インターネットの動画サイト等で英語のクラスを見ておくのがおすすめです。
興味があったら、アサナの名前をいくつか英語で覚えてみというのも面白いですよ。
ちなみに、サンスクリット語でアサナ名を覚えると、日本でも、そして英語圏以外でも使える共通語であるという利点があります。
ただ、どちらにしてもアサナ名を言わない先生もいるので、その点は悪しからず。

クラスを満喫した分だけ、気持ちの良いシャバーサナが待っています。
目をつぶっているので、何をするか目で追うことができませんが、みんなが動きだす音につられて動き出してもいいですし、薄目で隣の人を確認してもいいです。
自分にとって居心地のいいように、自分でしてあげられることを選びましょう。
周りの人に敬意を払う気持ちがあれば、そこまで逸脱したことって、なかなかしにくいものです。

クラスが終わって帰る際、先生や受付でお世話になった方に「Thank you!」と声をかけてみるのもいいですよね。

海外でヨガを受けてみよう2_ny1_moe

 

 最後に・・・

さて、海外のヨガスタジオに挑戦してみようかなと思っていただけたでしょうか?
同じヨガをしていても、海外のヨガスタジオだと、また違った印象を感じることもあるだろうと思います。
反対に、違うものだと思ってきていたら、共通点がいっぱいあったと感じる方もいると思います。
海外のヨガクラスを受けてみるのは、普段と違う角度から、ヨガを改めて発見することができる機会のひとつ。興味があったらぜひ試してみてくださいね。

そして、日本のクラスに戻ってもう一度、ヨガに出会い直してみてくださいね。
ヨガのある生活が、充実したものとなりますように。

 

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もえ|渡辺 朋江
ヨガと旅から教わったことをシェアします。ヨガマットの上(On the mat)でも、離れた時(Off the mat)でも、充実した時間を過ごすヒントになりますように。 現在、ヨーガ・スートラを3つの解説書を比べながら1節ずつ読む、「ヨーガ・スートラを読みたい」プロジェクトも進行中。

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