2015年12月26日
小笠原 文
冬は、なにかと “ためる” “休む” ことが多いですね。
自然界でも、多くの樹や花は春を迎えるための準備期間に入ります。
動物たちも、冬眠という自然の流れに委ね、春を待ちます。
日本語には【冬ごもり】という言葉もあるように、昔からなにかを耐える・忍ぶ・溜めるという流れがあるようです。
そんな中で、いちばん体調を崩しやすいのもこの季節。
“どうやって自分を守るか”という、自身の体に意識を向けることが最も多くなる冬。
気温の変化もありますが、
少し違う視点でみてみたいと思います。
グラウンディング
地に足をつけること。軸がぶれないこと。芯が強くなること。
わたしたちは知らずのうちに、自然と大地から“生命エネルギー”を吸い上げています。
大地からこころやからだ・意識が離れてしまうと、どうしても宙に浮いた状態になってしまいます。
昔から日本の幽霊の足がないのは、地から生命が絶たれ、浮遊している状態を表しているそうです。
大地との繋がりをなくしてしまうと、活力を失い、行動力もなくなり、精神もうつ状態やマイナス思考など、それこそ、生きているのに魂の無い状態になってしまいます。
じっくりと大地に繋がるグラウンディングをすることは、よりいっそうカラダに活力を溜めることができ、ブレが少なくなり、冬の間準備していたものを余すことなく順調に開花していくことができる流れへと繋がります。
グラウンディングで特に意識をする部分は、足の裏です。
足裏にも第0チャクラがあります。
地球と繋がり、エネルギーを吸い上げ大地へと還していく、とても大切な部分です。
そして、解剖学的にみると、足の指はそれぞれの分泌腺に繋がっています。
・親指は、松果体に。
(松果体:脳の中心部に存在。ホルモンの分泌・生体リズム調整)
※第三の目ともいわれている場所。
・第二の指は、下垂体に。
(下垂体:脳の正中部。ホルモンの中枢・成長ホルモン分泌・コントロール)
・第三の指は、視床下部に。
(視床下部:脳の中心やや後方。自律神経の調整・体温調節・交感神経などの内分泌機能調整)
・第四の指は、視床に。
(視床:脳中心部の上半部。嗅覚以外の視覚、聴覚、体性感覚を大脳へ中継)
・第五の指は、偏桃体に、繋がっています。
(偏桃体:脳の中央下部で左右にひとつずつ存在。細胞神経の集まり・感情や行動反応の処理・記憶の調節)
(※偏桃体は下垂体の少し上あたり)
このことから、裸足で歩くことで、それぞれの分泌腺の刺激が伝わり、活性化されます。
足裏を感じながら、地に足をつける方法の例をいくつか挙げてみます。
・足の裏を触ってあげる。
・足を肩幅に広げて、まっすぐ立つ。
・外に出て自然を身体で感じる。
・下丹田を意識した呼吸。
・裸足で歩く。
など。
どれも、大地のエネルギーを足の裏から吸い上げるイメージを持つとなお良いです。
椅子に座っていても、立ったままでも、横になっているときでも。どの状態でもできる グラウンディング。
自分にピッタリ合うやり方を探してみてください!
日本の冬の、凛とした空気を感じながら
エネルギーチャージをしていきましょう!!