2016年6月15日
TAKA
「特徴類似説」という言葉をご存知でしょうか?
医学の父と呼ばれるヒポクラテスが唱えました。
植物の形や色、生息する場所などで特徴となることが、その植物の作用を指し示す・・・というのです。
アロマテラピーで使用する「精油」はたくさんの種類がありますが、この説を頭に入れておくと目的に合った精油選びが
しやすくなります。
例えば。
葉から抽出された精油。
アロマの精油はどちらかというとシャープな形の葉っぱから抽出されることが多いのですが、
その形が刃物と似ているという事で、菌と戦う剣のイメージ→抗菌・殺菌・免疫強化等の作用があるものが多いのです。
グレープフルーツやオレンジなど太陽を思わせる柑橘系の果皮から採れるものは、気持ちを明るく前向きにする作用が。
また、ボコボコとしたその形状と似たセルライトのケアにも良いとされています。
おしべとめしべで受粉して命をつなぐ花の部分は生殖器にあたり、ホルモンバランスの調整に作用しますし、
美しい花から採れる→美容の作用も多いとされています。
他にも実や種子・木の幹など、抽出部位の特徴と作用が面白いほど一致するのです。
もちろん精油を使う際には気を付けるべきことがたくさんあるのですが、好きな香りの中から目的に合ったものを選びたいときに、
知っていると便利かもしれません。
柑橘類の中には、皮膚についた状態で日光に当たるとシミの原因になる「光毒性」をもつものがあります。
肌に使用する際は当然注意が必要なのですが、「太陽っぽい柑橘=日光に注意」と覚えておくといいですね。