2015年5月22日
yogakko編集部
この特集では、1つのアサナを取り上げ、その特徴と、そのアサナへ向うまでのステップやプロップスを使用した例、そして、誘導や解説方法をご紹介します。
全3回で、軽減法やポイントまでご紹介していきます。
「バカ・アーサナ」とは?
「バカ・アーサナ」サンスクリット語で、バカは”鶴”を意味し、日本語でも「鶴のポーズ」と言われます。
このアーサナは両腕で身体を支える”アームバランス”の、基本となるアーサナの一つです。
なぜ”アームバランス”なるものをヨガで行っていくのか?
人間がまだ四速歩行をしていた時代・・・チンパンジーやオランウータンを想像していただけばわかりやすいですが、私たちの祖先はジャングルの中で自在に木登りをして樹上で暮らしていました。
この時代、私たちは両足と同様に両腕を使って自由に樹と樹の間を行き来していたのです。
現在は二足歩行によって退化してしまいましたが、私たちの両腕には自分が思っている以上に大きなポテンシャルが宿っているのです。
「バカ・アーサナ」に代表されるアームバランスの姿勢は、「人間の両腕が本来持っている可能性を取り戻していくための作業」であるとも言えるかもしれません。
“アームバランス”は、腕力があればできるもの?
両腕で身体を支えるとなると相当の腕力が必要であると思うかもしれませんが、腕力だけではアームバランスを行うことはできません。
しっかりと両足から両腕に重心を移動させるためには腰の中心にある重心を胸の中心に移動させることがポイントになります。
そのため、胸を開いたまま胸の位置をいかに前方に移動させるかが、アームバランスを行う上での一つの鍵となるのです。
解説にご協力頂きましたのは、リラヨガ・インスティテュート、スタジオディレクターの乳井真介氏
素敵な文章と、分かりやすい解説を、ありがとうございました。
リラヨガ・インスティテュート
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