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ヨガをしているときに、自分の体の変化をどれくらい意識していますか？

ヨガでは、五感をフル活用して身体や心、そして自然とのつながりを深く感じることが非常に重要とされています。

 

 

こんなことありませんか？

 もし、五感が鈍くなってしまうと

身体の緊張具合やリラックス度、体の中のエネルギーの流れを感じにくくなってしまいます。
そうすると、ポーズの正しい調整が難しくなることがあるかもしれません。

 

五感を通じて得られる情報は、心と身体のバランスを保つために欠かせません。
五感が鈍ると、身体のバランス感覚や内なる安定感に影響を与え、
ヨガの効果が減少することがあります。

 

 

五感を侮るなかれ

 五感と私たちの身体と心はどんな関係なのでしょうか？

私たちの体は、「報酬を好み、損失を避ける」という基本的なプログラムで動いています。

例えば、おいしい食べ物を見つけたら近づいていき、危険を感じたら逃げる。
これは、生き物として当たり前の反応ですよね。

でも、ちょっと待ってください。
もし私たちが欲しいものを際限なく追い求めたら、どうなるでしょう？

エネルギーを使い果たしてしまいます。

だから、体には賢い仕組みがあるんです。
それが自律神経系です。

 

自律神経は、交感神経と副交感神経のバランスで働いています。

交感神経は「アクセル」、副交感神経は「ブレーキ」のようなものです。
必要な時にエネルギーを使い、そうでない時は節約する。

この絶妙なバランスが、私たちの健康を支えているんですね。

 

ここで重要になってくるのが「五感」です。
脳は頭蓋骨の中にあって、直接外の世界を見ることはできません。
だから、五感を通じて得られる情報が、とっても大切なんです。

 

見る、聞く、触る、嗅ぐ、味わう。

 

これらの感覚が、脳に「今、どんな状況か」を教えてくれるんです。
ヨガをしているとき、姿勢を保つ感覚、呼吸の音、体の温まり、香りのする空間…

これらすべてが、私たちの脳に情報を送っているんです。

 

そして、この情報をもとに、脳は体の状態を調整していきます。
だから、ヨガをするときはただ体を動かすだけでなく、
五感をフルに使って体験することが大切です。

体の動きを感じ、呼吸に耳を傾け、周りの空間を意識する。
そうすることで、脳はより正確な情報を得て、体と心のバランスを整えることができるんです。

 

ヨガは、この「五感を働かせる」ことと「自律神経のバランスを整える」ことを、
自然に、そして効果的に行える素晴らしい方法なんです。

 

次にヨガをするときは、ちょっと意識を変えて五感をフルに使って楽しんでみてください。
この時期に乱れやすい「自律神経の調整」にも役立つと思います。