
2026年7月10日
tomo
梅雨らしい空模様が続き、その先に夏の気配を感じられる頃になりました。
「ちゃんと寝ているのに、疲れがとれない」
「やることはあるのに、なんとなく体が動かない」
「理由はないけれど、いつもより元気が出ない」
そんな日が増えてくることはありませんか?
前回は、熱の “こもり” を抜くことについてお話ししました。
でも、抜くだけで終わりではありません(!)
湿気や暑さの影響で、少しずつ体のエネルギーも消耗しやすくなるこの時季
だからこそ今回は、“気” を満たすこと について一緒に考えてみましょう。
東洋医学では、いまの時季、湿気によって胃腸の働きが弱りやすいといわれています。
胃腸は、食べたものや飲んだものから “気” をつくる大切な場所。
その働きが少しお休みモードになると、
・疲れやすい
・眠気が抜けない
・集中できない
・食欲が落ちる
そんな <なんとなくの不調> があらわれやすくなります。
頑張りが足りないわけでも、気合いが足りないわけでもありません。
季節の変化に合わせて、体が少し疲れやすくなっているだけ。
そんなふうに考えてあげると、少し気持ちも軽くなりますよね。
これから迎える本格的な夏に向けて大切なのは、
夏に負けない体を育てる こと。
そのためには、無理をして頑張るよりも、毎日の小さな積み重ねが大切です◎
よく眠ること。
ゆっくり味わって食べること。
深く呼吸すること。
そんな当たり前のことが、少しずつ “気” を満たしてくれます。
ヨガでは、胸をやさしくひらくポーズや、お腹まわりを心地よく動かすポーズがおすすめです。
呼吸が深くなると、体だけでなく気持ちまでふわっとゆるみ、巡りも少しずつととのっていきます。
また、やさしいねじりの動きは、お腹まわりを刺激し、胃腸も心地よく目覚めさせてくれます。
頑張って体を動かそうとしなくても大丈夫。
呼吸が気持ちいいと感じるくらいの動きが、この時季にはちょうどよかったりするのです。
食事も、胃腸をいたわることを意識してみましょう。
冷たいものを摂りすぎず、温かいスープやお味噌汁、旬のお野菜など、ほっとできる食事がおすすめです◎
しっかり食べるというよりも、消化しやすく、体が喜ぶものを選ぶこと。
それが“気” を育てることにもつながっていきます。
季節は、ゆっくりと夏へ向かっています。
暑さに負けない体は、一日でできるものではありません。
だからこそ今のこの時季に、少しだけ自分をいたわってあげること。
疲れた日は、無理に元気を出そうとしなくても大丈夫。
「今日は、気を満たす日。」
そんなふうに過ごせる日があると、体も心も少しずつととのっていきます。
“抜く” こと、そして “満たす” こと。
季節に合わせて、ととのえ方も少しずつ変えていく。
それが季節に寄り添う養生の考え方です。
無理をするより、今の自分に合ったととのえ方を選んであげること。
そうして少しずつ育てた “気” は、この先の暑い夏を乗り越える力になってくれるはず。
今年の夏も、自分らしく心地よく過ごせますように♡